
素材、重量、そして何よりもBBとの適合性…。クランク選びの深い沼を探求してきた管理人シバ。
しかし、彼の挑戦にはもう一つの、未来を見据えた目的が隠されていた…!
皆さん、こんにちは!前回の記事に続き、膝痛解消のため、165mmショートクランク探しの旅に出ている管理人シバです。
ここで、皆さんは一つ疑問に思うかもしれません。
なぜ、これまでシンプルな一体型クランクを使っていた私が、わざわざパーツ点数が増え、規格の互換性問題が複雑になりがちな「ダイレクトマウント」タイプのクランクを選ぼうとしているのか、と。
その理由は、私の次なる野望…将来の「105化計画」のためなんです。
現在、私のミニベロはホイールも11速対応ですし、フロントシングルなので右のSTIレバーだけを11速用に、そしてリアディレイラーとスプロケット、チェーンを11速に対応させる、という計画は順調です。
しかし、一つ大きな問題が。愛用しているお気に入りの60T楕円チェーンリングが、10速対応品だったのです。
もちろん、最初から11速対応のチェーンリングに交換すれば話は早い。
でも、そうすると今まで気に入っていたこの組み合わせが使えなくなってしまう…。そこで私は、こう考えました。
まずは、この10速対応チェーンリングを11速化した駆動系で試してみる。
もし変速などに問題が出たら、その時は諦めて新しい11速対応チェーンリングを購入する。
そのためにこそ、ダイレクトマウント式のクランクが必要でした。
なぜなら、もしチェーンリングの交換が必要になった時、クランクセット全体を買い直す必要はなく、「スパイダーアダプター」だけを交換すれば、例えば110BCDから130BCDのチェーンリングへ、といった柔軟な変更が可能になるからです。
これは、長期的に見てコストを抑え、カスタムの幅を広げるための戦略的な一手なのです!
ここからは、そんな思惑を胸に、理想のクランクの最終候補を見つけ出し、購入前の最終確認から、実際の取り付けシミュレーションまでの奮闘記をお届けします!
管理人シバ:AIさん、そんなわけで、僕の目的は「膝に優しい165mm」と「将来のためのダイレクトマウント」の二刀流です。そして、ついに見つけたかもしれません!
僕のSM-BBR60 BB(実測91mm)にピッタリ合いそうな、ProwheelのDMAというモデルを!
素材は6061アルミなので、7075アルミのFovnoに比べると若干重いんですが、何より決め手になったのはスピンドルが信頼性の高い「スプライン構造」であることなんです。
なぜなら、どんなに軽いクランクでも、その性能、特に力を確実に伝える心臓部の性能が劣っていては、わざわざカスタムする意味が無いと思ったからです。
これ、どうでしょう?今度こそ「当たり」の予感がしませんか?
AIさん:シバさん、「性能が劣っていてはカスタムする理由が無い」…まさにその通りです!
重量を最優先するだけでなく、設計の信頼性を最優先に考えられたのですね。
目的が明確なだけに、パーツ選びの基準も非常にクリアです。
そのProwheel DMAクランクは、シバさんの二つの目的を同時に満たす、非常に有望な候補と言えるでしょう。
なぜ有望かというと、これまでの失敗経験から学んだ重要なチェックポイントをクリアしている可能性が高いからです。
一緒に最終確認をしていきましょう。
管理人シバ:まさに!でもAIさん、Fovnoの時の二の舞は絶対に避けたい。
この「可能性大」を「確実」にするために、購入ボタンを押す直前に、もう一度だけAliExpressの販売者に最終確認のメールを送ろうと思います。
AIさん、最終チェックをお願いします!
AIさん:シバさん、その慎重さこそが、海外通販を成功させる秘訣です。承知いたしました。
シバさんの目的と懸念点を全て盛り込んだ、明確で誤解のない質問メールを作成しましょう。
【ここから英文】
Subject: Inquiry about Prowheel DMA Road Crankset (165mm, for Shimano BB)
Dear Seller,
I am very interested in purchasing your Prowheel DMA Road Crankset (165mm length). Before I place my order, I need to confirm some crucial technical details to ensure it is perfectly compatible with my setup. My setup is a 68mm BSA frame with a Shimano SM-BBR60 (Hollowtech II) bottom bracket, which has an actual installed width of 91mm.
Please confirm the following:
Spindle Type: Is the spindle a straight 24mm type compatible with Shimano Hollowtech II BBs, and NOT a GXP (24mm/22mm) type?
BB Fit & Spacers: Your product information suggests this crank is designed for a 91mm BB width. Does this mean it will fit my 91mm-wide BB setup with no additional thick axle spacers required? Are any necessary thin adjustment shims included?
Direct Mount Standard: Is the 3-bolt direct mount interface compatible with standard SRAM 3-bolt direct mount spiders?
Your clear answers are very important for me to make a purchase. Thank you for your help.
Sincerely,
[あなたの名前]
【日本語訳(ご参考まで)】
件名:Prowheel DMA ロードクランクセット(165mm、シマノBB用)に関する問い合わせ
販売者様
貴店のProwheel DMAロードクランクセット(165mm長)の購入に大変興味があります。
注文する前に、私の構成に完全に適合するかを確認するため、いくつかの決定的に重要な技術的詳細について確認させてください。
私の構成は、シマノSM-BBR60(ホローテックII)BBを取り付けた68mm BSAフレームで、実際の取り付け幅は91mmです。
以下の点をご確認ください:
スピンドルのタイプ: このスピンドルは、シマノホローテックII BBと互換性のある24mmストレートタイプで、GXP(24mm/22mm)タイプではない、ということでよろしいでしょうか?
BB適合性とスペーサー: 貴社の製品情報では、このクランクは91mmのBB幅に対応するようですが、これは私の幅91mmのBB構成に、追加の厚いアクスルスペーサーなしで適合するという意味でよろしいでしょうか?
もし必要な薄い調整シムがあれば、それは付属しますか?
ダイレクトマウント規格: 3ボルトダイレクトマウントインターフェースは、標準的なSRAMの3ボルトダイレクトマウントスパイダーと互換性がありますか?
明確なご回答が、私が購入を決定する上で非常に重要です。ご協力ありがとうございます。
敬具
[あなたの名前]
管理人シバ:ありがとうございます、AIさん!これなら僕の疑問が全て伝わります。
このメールを送って、販売者から前向きな回答が得られたら、ついに注文します!
管理人シバ:AIさん、やりました!販売者から「その通り、24mmストレートスピンドルで、91mm幅BBならスペーサーはほとんど不要だ」という、待ちに待った返事が来ました!これを信じて、ついに注文します!
でも、なんだか今回のクランク選びって、以前と自分の中で優先順位が変わった気がするんです。
Fovnoの時は7075アルミの軽さにすごく惹かれていたのに、今回のProwheelでは、多少重くても「スプライン嵌合」とか「BBとの適合性」みたいな、基本的な信頼性を何より重視している自分に気づきました。
やっぱり、あの紛争がこたえたんでしょうかね…(苦笑)。
AIさん:シバさん、それは素晴らしい自己分析ですよ!
それは「こだわり」のポイントが、より本質的なレベルに進化した証拠です。カタログスペックの軽さよりも、「確実に機能し、安心して踏み込める」という信頼性の方が重要だと、ご自身の経験から学ばれたのですね。その上で、最後の仕上げ、スペーサー調整について考えていきましょう。
管理人シバ:はい!ただ、販売者が送ってきたメールの「ほとんど」という言葉がまだ少し気になります。もし届いて、コンマ数ミリの隙間があったら、どうやって調整すればいいんでしょう?また、チェーンラインの調整も必要かもしれませんし...。
AIさん:良い質問です!そのコンマ数ミリの隙間こそ、カスタムの醍醐味であり、以前シバさんが準備された「MicrOHERO ステンレス BBシムセット」の出番ですよ。
なぜスペーサーの配置が重要かというと、それによって「チェーンライン」が最適化されるからです。
フロントシングルの場合、基本戦略は「まず、必要なスペーサーを全てドライブ側(右側)に入れてみる」です。これにより、チェーンラインがフレームの中心に保たれ、駆動効率が良くなります。
その上で、チェーンリングがフレームに干渉しないかを確認し、最後に左クランク側のプリロードアジャスターで最終的なガタつきを取る。これが理想的な取り付けのシミュレーションですね!
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【MicrOHERO ステンレス ロード MTB Microspacer BBシムセット 内径 24MM 外径 30MM クリアランス調整スペーサー 厚み 0.5mm 4枚 1.0mm 4枚 微調整用 アジャスト 軸径24mm クランク用 スペーサー 8枚セット】
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