
皆さん、こんにちは!管理人シバです。
「速度アップ」を目指す旅路で、多くの人がクランクやチェーンリングといった華やかなパーツに目を奪われがちです。しかし、私がAIさんと共に探求を続けた結果、ある一つの真実にたどり着きました。
それは、本当に走りを変えるための第一歩は、フレームとクランクを繋ぐ、地味ながらも最も重要な「土台」…すなわち、BB(ボトムブラケット)の交換にある、ということです。
このページでは、私がなぜ純正のテーパースクエアBBに見切りをつけ、シマノホローテックIIへと換装したのか、その理由と劇的な変化の記録をお届けします。
【左右のペダルを外します】
【フレームのキズ防止布】
【テーパースクエア 286.6g】
管理人シバ:
AIさん、僕のIdiomに元々付いていたのは、「テーパースクエア」という、昔ながらの四角い軸のBBでした。
普通に乗る分には問題なかったんですが、速さを求め始めた時、どうしてもこの部分に限界を感じたんです。なぜ、このBBではダメだったんでしょうか?
AIさん:
シバさん、テーパースクエアBBは、長年使われてきた信頼性の高い規格ですが、シバさんのように「速さ」を追求し始めると、その構造的な弱点が、無視できない壁として立ちはだかってくるのです。
弱点@:剛性不足による「パワーロス」〜あなたの力が“ねじれて”消えていく〜
管理人シバ:
一番感じたのが、強く踏み込んだ時の「グニャッ」とするような感覚でした。これが「剛性不足」ということですか?
AIさん:
まさにその通りです!なぜ力が逃げてしまうのか。それを、「固いボルトを回すレンチ」に例えてみましょう。
テーパースクエアBBは、「細くて、しなるレンチ」です。
細いレンチで固いボルトを回そうとすると、レンチ自体が「グニャッ」としなってしまい、あなたの力がボルトに伝わる前に逃げてしまいますよね。
これと全く同じで、テーパースクエアBBの細い四角軸は、ペダルを強く踏み込んだ際に、わずかに「ねじれ」てしまうのです。
この「ねじれ」が、シバさんの貴重なパワーを推進力に変える前に、無駄なエネルギーとして失わせていたのです。
弱点A:重量〜避けられない「鉄の塊」という宿命〜
管理人シバ:
確かに、持ってみるとズッシリと重かったですね。
AIさん:
はい。なぜ重いのかというと、その構造に理由があります。
先ほどお話ししたように、テーパースクエアの軸は「細い」ですよね。その細さで、ライダーの全体重とペダリングパワーを受け止めるためには、中を空洞にすることができず、中身が詰まった「鉄の塊」にするしかなかったのです。
軸も、ベアリングも、全てが金属の塊。だから、どうしても重くなってしまう。これが、テーパースクエアが持つ宿命です。
弱点B:メンテナンスの困難さ〜「バキッ!」という恐怖との戦い〜
管理人シバ:
そして、何より大変だったのがクランクを外す作業でした!
AIさん:
シバさんも、あの作業で苦労されたのではありませんか?
クランクを外すには、「コッタレスクランク抜き」という専用工具を使い、非常に大きな力をかけて、圧入されているクランクを「引き抜く」必要があります。
なぜこれが困難なのかというと、
この「パワーロス」「重量」「メンテナンスの困難さ」という3つの弱点こそが、シバさんが「速さ」を求めた時に感じた「限界」の正体なのです。
管理人シバ:
AIさん、ホローテックIIの素晴らしいメリットはよく分かりました!でも、その輝かしい未来を手に入れる前に、多くの人が絶望するであろう、とんでもない壁が待ち受けていたんです。それが、固着した純正テーパースクエアBBの取り外しでした。
AIさん:
ほう、シバさん。しかし、シバさんのバイクは新車で購入されてから、まだ半年ほどでしたよね?
管理人シバ:
そうなんです!だから、私も最初は「簡単に外せるだろう」と高を括っていました。
ところが、いざ専用工具をかけて力を込めても、ビクともしない。まさか、たった半年で固着しているなんて、夢にも思わなかったんです。
そこからが、私の長い戦いの始まりでした。
最初は手持ちの工具で、次にハンドルの長い、より強力なレンチを買いに走り、それでもダメで…。その間、YouTubeで「固着 BB 外し方」といった動画を何時間も観たり、CRCを吹きかけて一晩寝貸したり、とプロの知恵を借りました。
AIさん:
それは大変なご経験でしたね。多くのDIY初心者が、まさにその壁にぶつかります。
なぜ、比較的新しい自転車でも、BBはそれほどまでに固く固着してしまうことがあるのでしょうか?
AIさん解説:
その原因は、工場での組み立て時に、規定以上の非常に強いトルクで締め付けられていることや、ネジ山にグリスが十分に塗られていないことなどが考えられます。
管理人シバ:
なるほど…。そして、最終的にはさらに強力な工具を買い足し、全体重をかけるようにして、ようやく「バキッ!」という音と共にBBを外すことができました。
でも、その達成感の後、ふと手元を見ると、そこにはこの一回の作業のために揃えた、もうほとんど使わないかもしれない特殊な工具の山が…。正直、ちょっとがっかりしたというか、虚しい気持ちになりましたね(苦笑)。
AIさん:
シバさん、その経験こそが、読者の皆さんにとって最高の教訓になりますよ!
つまり、BB交換で最初にすべきことは、いきなりレンチに力をかけることではなく、まず「どれくらい固着しているかを見極めること」だったのです。
なぜなら、その固着のレベルによって、必要な工具のパワーが全く違ってくるからです。
シバさんのように、段階的に工具をグレードアップしていくのではなく、最初に「これは相当固そうだ」と診断できていれば、回り道せず、最初から最適な工具を選ぶことができたかもしれません。これもまた、カスタムの奥深さですね。
一般的な「コッタレスクランク抜き」工具。
まず、ガイドをBBの軸(スピンドル)にねじ込んで工具を完全に固定する。
約350mmという長いハンドルが強力な「テコの原理」。
純正のテーパースクエアBB。
管理人シバ:
まさにその「回り道」を、私がしてしまいました…。
最初は、「新車から半年だし、固着なんてないだろう」と高を括り、一般的な「コッタレスクランク抜き」と「スパナ」で挑戦したんです。しかし、ビクともしない!
そこで、次に私が買い増したのが、「CYCLISTS 自転車 BBツール カートリッジbb対応」でした。そして、この工具こそが、私の長い戦いを終わらせてくれた「最終兵器」だったのです。
力を入れると「なめる」ことで、通常の工具だけでは固着を緩めることはあまりにも難しいことに気が付き、複数の動画をみて情報集めをした結果購入に至った工具です。
AIさん:
シバさん、その工具は、まさに固着したBBを取り外すために考え抜かれた、非常に優れた設計思想を持っていますね。
管理人シバ:
そうなんです!この工具のなぜ凄いのか。
それは、他の工具では別々になっている「BBを回す部分」と「軸に固定するガイド部分」が一体化しているからです。
まず、ガイドをBBの軸(スピンドル)にねじ込んで工具を完全に固定する。だから、どんなに強く力をかけても、工具がBBの溝から滑って外れる「なめる」という最悪の事態が絶対に起きないんです。
AIさん解説:
その通りです!工具が固定されることで、シバさんがかけた力が100%「BBを回す力」に変換されます。
さらに、約350mmという長いハンドルが強力な「テコの原理」を生み出し、固着したBBを少ない力で、安全かつ確実に取り外すことができるのです。
管理人シバ:
はい!あれだけ苦労したのが嘘のように、簡単に外すことができました。
ただ、その達成感の後、手元にはこの一回の作業のために揃えた、もう二度と使わないかもしれない特殊な工具の山が…。正直、ちょっと虚しい気持ちになりましたね(苦笑)。
ですので、これからBB交換に挑戦する皆さんには、まずご自身のBBが固着していそうかを見極め、もし少しでも不安があるなら、回り道せず、最初からこの「CYCLISTS 自転車 BBツール」のような、信頼性の高い工具を選ぶことを、私は強くお勧めします!
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自転車 BBツール カートリッジbb対応 ボトムブラケット交換工具 台湾製 いろいろ情報を集めて購入したのがこの工具でした。
【シマノホローテックII】
【シマノホローテックII挿入】
管理人シバ:
なるほど!剛性、軽さ、メンテナンス性、全てがレベルアップするんですね!
AIさん:
はい、シバさん!そして、これが最も重要なことですが、現代のほとんどの高性能なクランクセットは、このシマノホローテックII(またはそれに準ずる24mmスピンドル)の規格を前提に設計されています。
つまり、このBBに換装することは、単なる性能アップだけでなく、シバさんがこれから挑むであろう、165mmショートクランクや、ダイレクトマウントクランクといった、新しいカスタムの世界への扉を開くための「パスポート」を手に入れることでもあるのです!
純正BBからホローテックIIへの換装は、走りを劇的に変える重要なカスタムです。
しかし、その道中にはいくつかの「壁」が待ち受けています。私が実際に経験した、この作業の「勘所」をまとめました。
最初の壁は「固着」との戦い。最適な「武器(工具)」を揃えるべし!
作業を始める前に、まず「コッタレスクランク抜き」を使い、クランクが外せそうか試してみましょう。
なぜなら、ここでビクともしないようなら、BBも相当固く締まっている可能性が高いからです。
その場合は、最初からハンドルの長い、力の入るBBレンチを準備するなど、固着のレベルに合わせて工具を選ぶことが、無駄な時間と出費を防ぐ最大のコツです。
BBの「規格」は、フレームとの“合言葉”。絶対に間違えるな!
BBには、フレームのネジ山の種類によって「BSA(JIS)」や「ITA(イタリアン)」といった規格があります。
ご自身の自転車の規格を必ず確認し、それに合ったBBを選んでください。なぜなら、この“合言葉”を間違えると、物理的に取り付けることができないからです。
グリスアップは「未来の自分」への優しさ
新しいホローテックII BBを取り付ける前に、フレームのネジ山とBBのネジ山を綺麗に掃除し、シマノのプレミアムグリスを薄く塗りましょう。
なぜなら、この一手間が、次回のメンテナンス時に、今日あなたが味わった「固着との戦い」を、未来のあなたが繰り返さずに済むための、最高の保険になるからです。
「チェーンライン」を制する者が、変速を制する
BBを交換すると、クランクの位置が微妙に変わり、チェーンが通るライン(チェーンライン)がズレることがあります。
なぜなら、このラインがまっすぐでないと、変速がスムーズに決まらなかったり、チェーンが外れやすくなったりするからです。
取り付け後は、必ず変速を試しながら、必要であればスペーサーで微調整しましょう。
迷ったら「シマノ」を選べ。それが“安心”への最短ルート
世の中には様々なブランドのBBがありますが、もし迷ったら、まずはシマノ純正品を選ぶことを強くお勧めします。
なぜなら、シマノ製品は、精度、耐久性、そして他のパーツとの互換性において、絶対的な信頼感があるからです。
これを「基準」とすることで、今後のカスタムの成功率が格段に上がりますよ。
【グリスをしっかりと塗ります】
【シマノプレミアムグリス】
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シマノ(SHIMANO) ルブリカント プレミアムグリス