【ドロップハンドル交換実践編】ドロップ化の罠!AIさんと挑む、地味に大変な作業と調整の全記録ミニベロの印象と乗り心地を劇的に変える「ドロップハンドル化」という、次なる大きなカスタムの幕が上がる!たかがハンドル交換?AIさんと驚愕した、規格の多さと「必要工具の壁」上記は、カーボンパーツのトルク管理をするために2つのトルクレンチを購入しました。【トルクレンチ プレセット型 差込角6.35mm(1/4インチ) 5-25N?m】PR:Amazonアソシエイト差込角:6.35mm (1/4インチ) トルク対応値:5N?m〜25N?m 材質:クロムバナジウム鋼は軽くて日常使いには最適です。【トルクレンチ プレセット型 差込角6.35mm(1/4インチ) 5-25N?m】管理人シバ:AIさん、いよいよドロップハンドルへの交換に挑戦します!ドロップハンドルとSTIレバーを買ってきて、付け替えるだけ!…くらいの気持ちでいたんですが、どうやら甘かったようです…。AIさん:シバさん、そのお気持ち、よく分かります。しかし、ドロップハンドル化は、実は「複数のパーツが絡み合う、自転車のシステム全体の変更」なんです。なぜ多くの人が「思ったより大変だった」と感じるのか。それは、シバさんが気づかれたように、一つのパーツを変えることで、他の多くのパーツの規格や調整、そして必要な工具まで変わってくるからなんですよ。管理人シバ:本当にそうでした!まず驚いたのが、必要な工具の多さ。最初は手持ちの六角レンチで何とかなるかと思っていたら、ワイヤーの長さがかわるのでインナーアウターが必要だったり、ワイヤーカッターは専用品じゃないとキレイに切れないし、チェーンカッターでリンク数を調整したり、STIレバーを固定するには特殊な角度が必要だし、バーテープを巻くにはテープの巻き方を覚えなければならないし…。その都度、買いに走ったり、Amazonで注文したりしているうちに、結構な出費と時間になってしまって。気が付くと、パーツや工具が欲しい、と思ったときから数週間経っていた、なんてこともざらにありました。困ったのは、時間が空くと、折角、高まっていたモチベーションが下がってしまうことですよ。AIさん:それは「カスタムあるある」ですね(苦笑)。管理人シバの最初の教訓:だから、工具くらいは「ケチらず、最初にセットで買う」が吉!ということかもしれません。自転車カスタムの世界でよく言われる、この黄金律後から出費の計算をしてみると、私も今なら、「その通りだ…」と痛感しています。しかし、正直に告白します。私も、最初からその賢い選択ができたわけではありませんでした。ドロップハンドルへの交換を決意した時、Amazonで「工具一式セット」を購入しようかと悩んだことがありました。安いセットからプロが使うような高価なものまで、値段も違えば、入っている工具の点数も全く違う。例えば、「この安いので足りるかな?」「いや、この高いセットに入っている特殊な工具、本当に自分が使う日が来るんだろうか…?」と。なぜ私がそこで購入を決断できなかったかというと、その時点では、自分が将来、どこまで自転車カスタムの沼にハマっていくのか、全く分からなかったからです。その結果、「必要な時に、必要な工具を、一つ一つ買い足していく」という、今思えば最も非効率で、結果的に高くつく道を選びました。これぞまさに、私の失敗談です。そこで、この苦い経験から得た、私なりの新しい教訓を皆さんにお伝えします。もし、あなたも私と同じように工具セットの購入で迷っているなら、今回の「ドロップハンドル交換」のような、少し本格的なカスタムを一つの「試金石」にしてみてください。もし、その作業を終えた時に「うわ、カスタムって楽しい!」「もっと色々いじってみたい!」と少しでも心が躍ったなら、それが「買い」の合図です。その時はもう、迷わず「えいやー!」と、ちょっと良さげな、工具点数の豊富なセットを購入しても、きっと損はしません。なぜなら、その「楽しい!」という気持ちこそが、あなたのカスタムの旅が、まだまだ始まったばかりだという、何よりの証拠なのですから。下記は、管理人シバがおすすめの工具セットです。これらの工具セットのメリットは、収納ケースが付属していることです。私のように、一つづつ買い増しをしていきましたので、工具を収納するため場所がなく、仕方なく、「イケヤのワゴン」を購入することになりました。アレッ、また余計な出費が増えているじゃない、と言われそうです。上記は、工具の収納をするために購入したイケヤワゴンです。あれやこれや選んでいるうちにこれに行きついたんですが、その分、費用がかかってしまいました。【CYCLISTS 自転車 工具セット シマノ対応 26点】PR:Amazonアソシエイトトルクレンチ付きの工具セットです。カーボンパーツを扱うならばトルクレンチ付きの工具セットが良い選択です。ただ、トルク値0〜12Nmと小さいので、あとで大きなトルクが必要な時はもう一本必要です。CYCLISTS 自転車 工具セット シマノ対応 26点【BIKE HAND 自転車 工具セット シマノ対応 整備 修理 ツールキット】PR:Amazonアソシエイト点数は少ないですが、BB交換、スプロケット交換、チェーンリング交換に必要な工具など、基本的な工具が揃っています。ただテーパースクエアーの固着の状態、カーボンパーツを扱うのならば、他に工具が必要になります。ですが、初めてのカスタムならば、この工具セットから始めるのもお勧めです。【BIKE HAND 自転車 工具セット シマノ対応 整備 修理 ツールキット】Amazonを見ると「品質がチープ」「すぐに壊れた」、なんて口コミもあったのですが、工具が何もないとカスタムをタートすることができないので、セットで工具を買い、必要に応じて工具を買い足していく、と言う感じで正解のようです。AIさん助けて!管理人シバが直面した「地味に大変な8つの壁」とその乗り越え方管理人シバ:工具もなんとか揃え、いざ作業開始!と意気込んだものの、ここからが本当の戦いでした…。AIさん、私が直面した数々の壁と、その時どうやって乗り越えたか、皆さんのために一緒に整理していただけますか?AIさん:もちろんです、シバさん!そのリアルな苦闘の記録こそ、これから挑戦する方々にとって最高の教科書になりますからね。壁?:カーボンドロップハンドルの購入管理人シバ:工具の次は、いよいよ主役のドロップハンドル選びです。費用は抑えたい、でもどうせなら軽量で振動吸収性も期待できるカーボン製にしたい…というワガママな願望がありました。そこでAmazonなどで中華カーボンハンドルを調べていると、同じような形状でも値段はピンキリ。商品説明には「T700」や「T800」といった素材グレードの他に、「3K」や「UD」といった謎の言葉も出てきて、もう頭がこんがらがってしまって…。AIさん:シバさん、そこは多くの方が混同してしまう、カーボンパーツ選びの最初の「壁」ですね!実は、「T800」と「3K」は、全く別のことを指しているんですよ。この違いを理解することが、後悔しないハンドル選びの第一歩です。「T800」とは素材の性能グレード(中身の質)です:これは日本の東レ社が作るカーボン繊維の製品名で、数字が大きいほど高強度・高剛性な「原材料」であることを示します。「3K」とは表面の織り目模様(見た目のデザイン)です:これは3000本の繊維の束で織った、いかにもカーボンらしいチェック柄のことですね。(他に織り目のない「UD」などもあります)つまり、「T800」という高性能な素材を使って、「3K」という見た目に仕上げた製品、というものが存在するわけです。管理人シバ:なるほど!「中身の性能」と「見た目のデザイン」は別物だったんですね!これでスッキリしました!そうなると、やっぱり大事なのは「中身」ですよね。実際にAmazonの口コミを読み漁っていると、安価なカーボンハンドル(おそらくT700グレード)で「衝撃で割れてしまった」、「道路の段差を通ったら割れてた」という、背筋が凍るようなレビューをいくつか見つけてしまったんです。なぜ、同じカーボンなのにそんなことが起きるのか。それはやはりAIさんが言う通り、素材の性能グレードや製造品質の違いなのだと痛感しました。見た目の「3K」柄もカッコイイですが、まずは安全が第一。そこで私は、少し価格は上がっても、より信頼性の高い「T800」グレードのカーボンハンドルに的を絞って探すことにしたんです。ただ、多くの製品は「素材:炭素繊維」としか書かれておらず、この「T800」と明記された製品を見つけ出すのには、なかなかの手間と時間が必要でした。【フルカーボン エアロロードドロップハンドルバー 東レT800カーボン】PR:Amazonアソシエイト管理人シバはどうしても東レT800カーボン製品にこだわりました。今でもその選択は正解だったと思っています。予想していたよりも安く買えたのでOKです。【フルカーボン エアロロードドロップハンドルバー 東レT800カーボン】カーボンドロップハンドル探しで注意すべき「口径」と「ステム」の罠管理人シバ:そしてAIさん、ハンドル選びでもう一つ大きな壁がありました。それはハンドルの口径(クランプ部分の直径)の違いです。今回、私のGIANT Idiom 2の純正フラットハンドルからドロップハンドルに交換するわけですが、この二つの規格が違うと、ハンドルを固定する「ステム」ごと交換しないといけないんですよね?AIさん:シバさん、その通りです!そこはドロップハンドル化における、非常によくある落とし穴です。なぜかというと、一見同じように見えても、ハンドルバーのクランプ径の規格はいくつか存在するからです。AIさん解説:ハンドルクランプ径の基本現代の主流は31.8mm: 現在、多くのスポーツバイクでは、MTB用のフラットバーも、ロード用のドロップハンドルも、クランプ部分の直径は31.8mmに統一されていることがほとんどです。古い規格や他の規格も存在: ただし、少し前のモデルや特定の車種では、25.4mmや26.0mmといった細い規格も存在します。管理人シバ:ということは、もし僕の純正ステムが31.8mm対応で、新しいドロップハンドルも31.8mmなら、ステムは交換しなくてもいいってことですか?AIさん:理論上は、物理的に取り付けることは可能です。しかし、シバさん。たとえクランプ径が同じ31.8mmだったとしても、ほとんどの場合、ステムの交換は必須と言えるでしょう。管理人シバ:えっ、なぜですか!?径が同じなら、そのまま使えそうなのに…。AIさん:なぜなら、ドロップハンドルはフラットバーに比べて、ブレーキレバーを取り付けるブラケット部分までの「リーチ(前方向への突き出し)」が非常に長くなるからです。 もし同じ長さのステムを使い続けると、ハンドルが遠くなりすぎて、無理な前傾姿勢を強いられてしまいます。これこそが、以前お話しした「なんちゃってドロップハンドル」が生まれる原因の一つなのです。快適なポジションを出すためには、この伸びたリーチ分を相殺するために、今よりも短いステムに交換して、ハンドル全体の位置を手前に調整する必要があるのです。だからこそ、「じゃあ、ステム長は何mmにすればいいんだ?」という、次の大きな悩みが生まれてくるわけですね。管理人シバ:なるほど!ステム交換は、単に径を合わせるためだけじゃなく、正しい乗車姿勢(ポジション)を作るためにこそ必要だったんですね!そのステム長の決め方については、この後の記事で、私が実際に頭を悩ませた様子を詳しくお話ししますので、ぜひ参考にしてください。ただ、そうは言っても「じゃあ、自分にとっての最適なステム長って、どうやって見つければいいんだ?」と思いますよね。私もそうでした。なぜなら、最適なステム長は、新しく取り付けるハンドルの形状(リーチやドロップの深さ)、サドルの前後位置、そして何よりご自身の腕の長さや体の柔軟性まで、全てが複雑に絡み合って決まるからです。カタログの数字、他に人の情報だけを眺めていても、決して「正解」は導き出せません。そこで、私、管理人シバが実践している(そして皆さんにも強くお勧めする)のが、「お試し用・格安アルミステム作戦」です!いきなり数万円もするような高級なステムに手を出すのではなく、まずは数千円で手に入る、ごく普通のアルミ製ステムを「基準の長さ」として購入します。そして、それを基準に「もう少し長い方が、力が入りやすいかな?」「もう少し短い方が、肩や首が楽かな?」と、実際に走り込みながら自分の体と対話して見つけていくのです。この方法なら、たとえ最初に選んだ長さがしっくりこなくても、金銭的なダメージは最小限。気軽に別の長さを試すことができますよね。この、いくつかのステムをとっかえひっかえしながら理想の長さを探求していく、愛おしくも悩ましい道のりこそが、多くのサイクリストが経験する「ステム沼」の正体なのかもしれません(笑)。【アルミ製 ステム 31.8mm 60mm 70mm 80mm 90mm 110mm 120mm 】PR:Amazonアソシエイトアルミニウム合金6061です。安めのステム長をためしてみましょう【自転車 ステム 31.8mm 60mm 70mm 80mm 90mm 110mm 120mm 】【ノギス 150mm 収納ケース付き】PR:Amazonアソシエイト管理人シバはあえてデジタルでないノギスを購入しました。これが後になってAliExpress紛争で役に立つことになりました。【ノギス 150mm 収納ケース付き】8速STIレバーの購入管理人シバ:次に立ちはだかったのが、ブレーキと変速を司るSTIレバーです。もちろん、憧れは信頼と実績のシマノ製。でも、やっぱりお高い…(涙)。そこで、ここでも費用を抑えるというテーマに立ち返り、中華STIレバーの中から、評判の良いモデルを探すことにしました。AIさん:中華STIレバーですか。品質や性能に不安はありませんでしたか?管理人シバ:ありました、もちろん!だからこそ、徹底的に調べました。幸い、私が候補に挙げた製品は、YouTubeに複数のレビュー動画が上がっていたんです。その動画を見ると、変速性能も悪くなさそうで、何より実際に使っている海外ユーザーからの評価が高かった。「これなら信頼できるかもしれない」と。なぜ私が最終的にそれを選んだかというと、高価なシマノ製に手を出して、もし自分のカスタムプランに合わなかった時のリスクを考えるより、多くのユーザーレビューと動画という「確かな情報」がある、コストパフォーマンスに優れた製品から試してみる方が、私にとっては合理的だと判断したからです。【SENSAH STIレバー 自転車左右変速機・シフター ? シフトレバー2X7s/2X8S/2X10 / 2X9S/2X11s付属/シフト】PR:Amazonアソシエイト中華STIのSENSAHです。多くの人の動画の評判ではなかなか良さそうです【SENSAH STIレバー 自転車左右変速機・シフター ? シフトレバー2X7s/2X8S/2X10 / 2X9S/2X11s付属/シフト】頭を悩ませたのがステムの長さ管理人シバ:そして、最後に頭を悩ませたのがステムの長さです。ロードバイクのステム長に関する情報は山ほどあるのに、なぜかミニベロ、特に私のIdiom 2に最適なステム長の情報が、ほとんど見つからない! これには本当に困りました。AIさん:それは、ミニベロがモデルごとにジオメトリの個性が非常に強いため、一概に「この身長ならこの長さ」と言い切れないからでしょう。まさに、情報なき荒野ですね。シバさんはどうやってその問題を乗り越えたのですか?管理人シバ:もう、これは苦肉の策というか、逆転の発想でした。私が乗っているGIANT Idiom 2には、ドロップハンドルを標準装備した上位モデル「Idiom 0」が存在することに気づいたんです。そこで、メーカー公式サイトでIdiom 0のジオメトリ表を確認し、その完成車にアッセンブルされているステム長を参考にしたんです!もちろん、個人の体格差はあるので、まずはその長さを基準にしつつ、後々変更する可能性も考えて、なるべく安価なステムを選んで「お試し」することにしました。【フルカーボンバイクステム31.8mm】PR:Amazonアソシエイト管理人シバが購入を決めたフルカーボン製ステムです。ただ、最初は、アルミ製の安い物をお試し作戦してみましょう【フルカーボンバイクステム31.8mm】壁?:カーボンドロップハンドルと8速STI の取付け管理人シバ:AIさん、いよいよカスタムの主役、カーボンドロップハンドルとSTIレバーの取り付けです!もう、この瞬間をどれだけ待ちわびたことか!箱から出したばかりのピカピカのパーツを眺めているだけで、ご飯3杯はいけそうですよ(笑)。上記の写真は、バーテープ無しでSTIの位置調整をしていた時の写真です。でも、浮かれていたのも束の間。実際に作業を始めてみると、これがまた一筋縄ではいかない「壁」だらけだったんです…。AIさん:シバさん、カスタムで最も心躍る瞬間の一つですね!しかし、おっしゃる通り、ここからは精密さと根気が求められる作業の連続です。具体的に、どのような点が大変でしたか?管理人シバ:まず、STIレバーの取り付け位置です。ハンドルのどこに固定するかで、握り心地もブレーキの引きやすさも全く変わってしまう。仮止めしては跨って確認、また微調整して…と、この位置決めにだけでかなりの時間を費やしました。管理人シバ:私の場合ですが、バーテープを巻かない状態で試走を繰り返しました。なぜならば、バーテープを巻いたらSTIがその位置で固定となってしまうからです。本当にそうでした!そして、最後に立ちはだかったのが、多くのサイクリストを絶望させてきたという「バーテープ巻き」地獄です!左右対称に、シワなく、綺麗に巻くのが本当に難しくて…。動画サイトでプロの巻き方を何度も見て、何度もやり直しました。正直、心が折れかけましたよ。AIさん:バーテープ巻きは、まさに「習うより慣れろ」の世界ですね。なぜあんなに難しいのか。それは、ハンドルの複雑なカーブに合わせて、常に一定のテンション(張力)をかけながら、重なり合う幅も均一に保つという、非常に高度な感覚と技術が求められるからです。しかし、シバさん。この苦労を乗り越えたからこそ、ご自身のミニベロへの愛着も一層深まったのではないでしょうか?管理人シバ:まさにその通りです、AIさん!苦労した分だけ、完成した時の感動はひとしおでした。自分の手で作り上げた、世界に一つだけのコックピットですからね!【ハンド ルバーテープ 左右 2個 セット, ハンドルバーテープ ロードバイクバーテープ 衝撃吸収 軽量柔軟 滑り止め】PR:Amazonアソシエイト管理人シバは、ハンド ルバーテープの購入では、多少、衝撃吸収が良さそうな物から選びました。 手の痛みがあったからです【ハンド ルバーテープ 左右 2個 セット, ハンドルバーテープ ロードバイクバーテープ 衝撃吸収 軽量柔軟 滑り止め】思わぬ落とし穴!なぜハンドル交換でチェーン長まで変わるのか?管理人シバ:AIさん、またしても予期せぬ問題が発生しました!ドロップハンドルとSTIレバーを取り付け、ワイヤーを張り直していたら、なんとチェーンの長さがパツパツで足りなくなってしまったんです!ハンドル周りを変えただけなのに、なぜチェーンの長さまで影響が出るんでしょうか?AIさん:シバさん、それはドロップハンドル化でよく見落とされがちな、重要なポイントですね!なぜチェーン長が変わるかというと、多くの場合、新しいSTIレバーやワイヤーの取り回しに合わせて、リアディレイラーの位置やチェーンが通る経路が、以前と微妙に変わることがあるからです。特に、将来を見据えて大きなスプロケットに対応できるGS(ロングケージ)ディレイラーを選んだ場合、チェーンのたるみを取るために必要な全体の長さが増えることがあるんですよ。管理人シバ:なるほど…!それで、色々試した結果、僕のGIANT Idiom 2には116リンクの長さが最適だと分かりました。つまり、チェーンも新しく交換です。最初はシマノ純正チェーンを考えていたんですが、取り付けが簡単なKMCの「ミッシングリンク」付きチェーンにすごく惹かれて…。でも、これを機に「どんなチェーンでも自分で扱えるようになりたい!」というカスタム魂に火がついてしまって(笑)。結局、今回はメンテナンス性を考えてミッシングリンクを採用しつつも、シマノ純正のピンで繋ぐ方法も、専用工具を揃えてしっかり学ぶことにしたんです!【KMC(ケイエムシー) Z8.3 シルバー 6〜8速チェーン】PR:Amazonアソシエイトチェーン長さ: 116Links、コネクター:ミッシングリンク8R/CL573R、互換性:シマノ、カンパニョーロ、SRAM、その他全ての8速用対応【KMC(ケイエムシー) Z8.3 シルバー 6〜8速チェーン】壁?:フレームの中は迷宮?「インナーケーブル」が通らない!その後のケーブルの取り回し。特にカーボンハンドルは、内部にワイヤーを通す「内装式」だったので、もう大変!ワイヤーがハンドルのカーブの途中で引っかかって、全然出口から出てこないんです。AIさん:そして、ハンドルの内装ケーブル作業は、多くのベテランでも苦労する難所です。なぜ難しいかというと、ハンドルの複雑なカーブの中で、限られたスペースにワイヤーを通さなければならないからです。管理人シバの悲鳴: フレームの中を通すインナーケーブル作業、これが最初の地獄でした。古いワイヤーはスッと抜けるのに、新しいワイヤーがフレームの中で迷子になって、どうしても出口から出てこないんです!その時作ったのが、フレーム内のケーブルをひっかける工具?です。ちょっと太めのアルミ製針金を曲げて自作してみました。AIさん解説:なぜ通らない? フレーム内部にはBBシェルなどの障害物があり、単純に押し込むだけでは引っかかってしまいます。対策として、古いワイヤーに新しいワイヤーを結び付けて引き抜く、専用ライナー(細い管)を通す、磁石を使うなどのテクニックがあります。シバさんは最終的に、根気と執念でこの壁を乗り越えられましたね!【Ruler(ルーラー) テフロンコート インナーケーブル ブレーキ用 ブラック】PR:Amazonアソシエイト管理人シバは、テフロンコート インナーケーブル ブレーキ用 ブラックを購入しました。【Ruler(ルーラー) テフロンコート インナーケーブル ブレーキ用 ブラック】なぜ「専用」じゃないとダメ?ワイヤーカッター選びの落とし穴そして、ここで皆さんにぜひお伝えしたいのが、ワイヤーカッターの重要性です。私も家にペンチやニッパーなど、切るための工具はいくつか持っていたので、「これで十分だろう」と高を括っていました。しかし、いざブレーキやシフトのワイヤーを切ろうとすると、これが全くダメなんです!なぜ普通のカッターではダメかというと、ワイヤーが綺麗に切れず、断面が潰れてバサバサにほつれてしまうからです。ほつれたワイヤーはアウターケーブルにスムーズに入っていかず、ブレーキや変速の性能を著しく低下させる原因になります。結局、私もAmazonで自転車専用のワイヤーカッターを買い直すことに…。使ってみると、その切れ味はまさに別次元!「スパッ」と切れるので、その後の作業が本当に楽になりました。また工具が一つ増えてしまいましたが(笑)、これは「安物買いの銭失い」を避け、確実な性能を引き出すための必須投資だと痛感した出来事です。【ツノダ(Tsunoda) King TTC ワイヤーロープカッター WC-150】PR:Amazonアソシエイトワイヤーロープカッターはいくつかあったのですが、安く、使い易いものを管理人シバは選んでみました【ツノダ(Tsunoda) King TTC ワイヤーロープカッター WC-150】壁?:折りたたみ機構の罠!計算ミスで「ケーブル長」がパツパツに…ケーブルを長めにカットして調整をしたのですが、それでも短かったようです。意外と、ケーブル長を決めるのは難しいようです。これも、私の痛恨の失敗談です…。ケーブルはかなり長めにカットしたつもりが、いざハンドルを折りたたんでみると、この写真の通りケーブルがパツパツに!これでは、いつ断線してもおかしくありません。なぜ、こんな計算ミスが起きるのか?それは、ハンドルを折りたたむ際に、ケーブルが描く大きなカーブと、必要な「遊び」の長さを、想像以上に長く見積もる必要があるからです。皆さんも、折りたたみミニベロのケーブル長は「ちょっと長すぎるかな?」と思うくらいが、ちょうど良い長さだと覚えておいてくださいね。私も、この後ワイヤーを買い直す羽目になりました(涙)。壁?:スプロケットよ、どっちに回る?「緩める方向」の勘違い管理人シバのヒヤリ体験: ディレイラー調整のためにスプロケットを外そうとした時、ロックリングが固くて全然回らない。「えいっ!」と力任せにやっていたら、ふとAIさんに「そっちじゃないですよ!」と囁かれた気がして(笑)。AIさん解説:なぜ逆? 自転車の駆動系のネジは、ペダリングの力で自然に締まる方向にネジが切られています。カセットスプロケットのロックリングは、時計回りに工具を回すと緩む「逆ネジ」が一般的です。これを間違えて力任せにやると、工具や部品を破損させてしまいますので注意して作業をしましょう。【PWT フリーホイールリムーバー チューナーセット7速〜11速対応】PR:Amazonアソシエイトスプロケットのカスタムには必須の工具です。【PWT フリーホイールリムーバー チューナーセット7速〜11速対応】壁?:芸術か、苦行か…終わりなき「バーテープ巻き」管理人シバの嘆き: STIレバーの取り付け、ケーブルの取り回しも大変でしたが、心が折れそうになったひとつがバーテープ巻きです!左右対称に、シワなく、綺麗に巻くのが本当に難しい!動画サイトを何時間も見て、何度もやり直しました。特に、上記の写真のようにSTIのブラケットを巻くときは注意をしました。しっかりと巻きすぎると足らなくなるのですよ。AIさん解説:なぜ難しい? バーテープ巻きは、まさに「習うより慣れろ」の世界です。カーブの部分のテンションのかけ方や、巻き終わりの処理など、経験と感覚がものを言います。特に、STIの部分の巻き方では苦戦をしましたが、テープの残りの長さを気にしながら、焦らず、楽しみながら取り組むのが上達への近道でした。壁?:「リアディレイラー調整」という名の精密作業管理人シバの苦悩:ドロップハンドル化に伴いケーブルを全て新しくしたので、当然リアディレイラーの再調整も必要でした。STIレバーは同じ8速用だったのですが、この調整がまた本当にシビアで…。ワイヤーの張りをほんの少し変えるだけで、1段1段、カチッと決まらなくなってしまう。本当に時間がかかりました。この時、私が調整の参考にしたのは、YouTubeにある多くのプロのメカニックの方々がアップしている調整動画と、それでも分からなかった専門的な部分は、シマノの公式サイトで公開されているディーラーマニュアルです。AIさん解説:なぜシビア?8速とはいえ、リアディレイラーは非常に精密な機械です。ワイヤーの張り(テンション)、可動範囲を決めるH/Lボルト、そしてBテンションボルトの調整が、ほんの少しズレるだけで、すぐに音鳴りや変速不良に繋がります。特に、新しいワイヤーを張った直後は「初期伸び」という現象で張りが緩むため、それを考慮した調整は経験が必要な部分ですね。まさに、焦らず、一つ一つの工程を丁寧に行うしかありません。壁?:チェーン接続、ミッシングリンクのありがたみを痛感管理人シバ:最後の壁は、チェーンを繋ぐ作業でした。今回はシマノの純正チェーンを使ったので、専用の工具で「コネクティングピン」という小さなピンを、チェーンのコマにググーッと圧入する方式だったんです。これがもう、本当に固くて…。「バキッていかないよね?」「本当にこれで大丈夫か…?」と、不安で手がプルプルしながらの力仕事でしたね。AIさん解説:シバさん、そのご経験こそ、多くのサイクリストが「ミッシングリンクのありがたみ」を痛感する瞬間ですよ!シマノのコネクティングピン方式は、非常に確実で信頼性の高い接続方法です。しかし、おっしゃる通り、専用のチェーンカッターという工具と、相応の力が必要になります。これに対し、KMCなどが採用する「ミッシングリンク」は、手で「カチッ」と嵌め、ペダルを踏むだけで、工具なし(または簡単な専用プライヤー)でチェーンを繋ぐことができます。外すのも簡単なので、チェーンの掃除といったメンテナンス性が劇的に向上します。シバさんが経験された「固くて不安な作業」から解放される。これこそが、ミッシングリンクが多くのサイクリストに愛される最大の理由ですね。【KMC(ケイエムシー) CL573R-N シルバー 6〜8速用ミッシングリンク 2個セット】PR:AmazonアソシエイトKMCの6-8スピードチェーンに対応です。ちょっとしたロングライドやツーリングの際に持っていると安心です。【KMC(ケイエムシー) CL573R-N シルバー 6〜8速用ミッシングリンク 2個セット】【チェーンカッター 自転車チェーンチェーンチェッカー 取り外しと取り付け +チェーンカッター+道路車 3-in-1】PR:Amazonアソシエイトチェーン摩耗検出ゲージも付属しているセット工具です。【チェーンカッター 自転車チェーンチェーンチェッカー 取り外しと取り付け +チェーンカッター+道路車 3-in-1】試行錯誤の果てに…ついに完成!そして調整走行へ管理人シバ:AIさん、こうして振り返ると、本当に多くの壁がありましたね。でも、その一つ一つを乗り越えた結果、ついに私のGIANT Idiom 2は、ドロップハンドル化を達成しました!上記の写真は、まだバーテープを巻く前の状態です。STIの位置調整があるため、まずは試走してみてからテープを巻くことにしました。しかし、本当の勝負はここからです。見た目だけじゃなく、実際に乗って快適でなければ意味がない。サドルの高さ、前後位置、そしてハンドルの「送り・しゃくり」角度…これらの最終的なポジション調整を行い、いよいよ試走に出かけます。果たして、管理人シバの苦労は報われるのか?そして、ドロップハンドル化によって、「街中冒険ライド」はどのように変化するのか?そのリアルなインプレッションは、また次回の記事でお届けしたいと思います!次のページへのリンク:「【ドロップハンドル交換 インプレ編】ドロップハンドルがもたらした、新たな走りと「新たなる痛み」、そして調整の沼へようこそ」へ続くひとつ前の記事に戻る