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  • 【クランク交換PCD/BCD編】110か130か?AIさんと見つけた「自分にとっての正解」
    【クランク交換PCD/BCD編】110か130か?AIさんと見つけた「自分にとっての正解」※上記の写真のようにクランクとチェーンリングを繋ぐためのボルト穴の位置が違ってきます。クランク長を165mmにすることは決まった。しかし、クランク選びの沼はまだ続く。次に管理人シバの前に立ちはだかったのは、チェーンリングを取り付ける規格、「PCD/BCD」という名の、もう一つの大きな選択だった…。PCD/BCDって何?なぜそれがクランク交換で重要になるの?管理人シバ:AIさん、クランク選びで「PCD/BCD/BCD」っていう言葉をよく見かけるんですが、これって一体何なんですか?110とか130とか数字があって、なんだか難しそうで…。なぜ、クランクを交換するときに、このPCD/BCDっていうのを気にしないといけないんでしょうか?AIさん:シバさん、PCD/BCDはクランク選びの非常に重要な要素の一つですよ!PCDとは「Pitch Circle Diameter」、BCDとは「 Bolt Circle Diameter」の略で、クランクのスパイダーアームにチェーンリングを取り付けるためのボルトが通る穴を結んでできる円の直径をミリメートルで表したものです。上記に写真を載せましたので参考にしてください。なぜこれが重要かというと、このPCD/BCDの数値が、取り付けられるチェーンリングの種類や、クランク全体の剛性に大きく影響するからです。PCD/BCDが小さい(例:110mm): より小さな歯数のチェーンリングを取り付けられます。コンパクトクランクなどで主流です。ミニベロのような小径車に向いています。PCD/BCDが大きい(例:130mm): 大きな歯数のチェーンリングを取り付けることができ、一般的に、スパイダーアームが大きくなるため剛性が高くなります。スタンダードクランクなどで採用されています。スパイダーアーム写真今回のシバさんのクランクでは、ダイレクトマウントタイプを使用していますので、使うクランクとチェーンリングの種類に合うようにスパイダーアダプターの規格に注意をしました。剛性アップの誘惑!管理人シバ、130PCD/BCDへの変更に惹かれる※赤い58Tチェーンリング110PCD/BCD130PCD/BCDが向いている使い方高速走行を重視する競技などに参加するロングツーリングやヒルクライムに向いている110PCD/BCDが向いている使い方ポタリングをメインにする走り方110PCD/BCDは多少重さが軽くなるので輪行向きコストもやや抑えることができる管理人シバが130PCD/BCDへの変更に惹かれた理由の一番はパワーアップへの期待でした。どうせ手間とお金を掛けてクランクとBBをカスタムをするならば、よりパワーアップする方向へ向かいたいと考えたからです。管理人シバ:なるほど、PCD/BCDが大きい方が剛性が高くなる傾向があるんですね!どうせ手間とお金を掛けてクランクとBBをカスタムするなら、よりパワーアップしたいじゃないですか!130PCD/BCDにすれば、僕のペダリングパワーもロスなく伝わって、ミニベロがもっと速くなるんじゃないか…って、すごく期待しちゃったんです。AIさん:確かに、130PCD/BCD化による剛性アップは、特に高負荷な走行でその効果を発揮する可能性がありますね。他にも、チェーンラインが改善されるというメリットを挙げる声もあります。ただ、シバさん。なぜ、その「剛性アップ」が、今のシバさんのライディングに本当に必要なのでしょうか?メリットがあれば、必ずデメリットも存在するからです。下記では、そのメリットとデメリットについて一緒に考えてみましょう。注文キャンセルで強制冷却!AIさんと考える「130PCD/BCDは本当に必要か?」管理人シバ:実は、その勢いのまま130PCD/BCDのクランクを一度注文してしまったのです。でも、販売店の在庫不足で幸か不幸か注文がキャンセルになってしまって…。そこで、一度冷静になって、AIさんと一緒に「僕の乗り方に130PCD/BCDは本当に必要なのか?」を考え直してみることにしました。AIさん:それは、まさにカスタムの神様がくれた「考える時間」だったのかもしれませんね、シバさん。では、シバさんの「走行スタイル」と「使用目的」から、130PCD/BCDの必要性を客観的に分析してみましょう。AIさんとの自己分析チェックリスト主な走行シーンは?:「近場サイクリング」と「たまの輪行」がメイン。競技志向か?:いいえ、レースに出るわけではない。高負荷な走行(激しいヒルクライムやスプリント)は多いか?:いいえ、どちらかというと自分のペースで楽しむスタイル。坂はしんどいので、平地を選んで走行。管理人シバ:うーん、こうして見ると、僕の使い方では130PCD/BCDの剛性アップというメリットを最大限に活かせる場面は、あまりなさそうですね…。むしろ、130PCD/BCDにすることで重量が増えてしまうというデメリットの方が、輪行などを考えると気になってきます。AIさん:その通りです。なぜなら、パーツの性能は、絶対的な数値だけでなく、乗り手の使い方に合っていなければ「オーバースペック(過剰品質)」となり、かえってデメリット(重量増、コスト増など)が目立ってしまうこともあるからです。DAHONやKHSの一部の高速モデルが130PCD/BCDを採用しているのは、それらの自転車が持つ「走行性能の高さ」という明確なコンセプトに合致しているからですね。130PCD/BCDを搭載してるミニベロDAHON Speed FalcoKHS F-20TBROMPTON T-Line原点回帰!AIさんと再検証する「110PCD/BCD」の隠れたメリット※リングカバーからはみ出してしまった52Tチェーンリング。チェーンリングが多くなれば、それに関係したパーツの変更も必要となります(チェーンカバー)。管理人シバ:130PCD/BCDへの憧れを一旦リセットして、改めて「110PCD/BCDを使い続ける」という選択肢をAIさんと考えてみました。すると、意外なメリットがたくさんあることに気づいたんです。AIさん:その視点、正解です、シバさん!新しいものを追い求めるだけでなく、今あるものの価値を再認識することも、賢いカスタムの第一歩ですよ。なぜ、シバさんにとって110PCD/BCDが「最適解」だったのか?今まで所有していたチェーンリング7枚が使えること軽量化と取り回しの良さがあること110PCD/BCDでも剛性不足やチェーンラインの問題を感じたことはなかった資産の有効活用:純正の48Tチェーンリングから60Tまで2丁づつサイズをアップしていったことから、合計で7枚の110PCD/BCD規格を所有していたので、新しいクランクを110PCD/BCDにすれば、これらの資産を無駄にせず、将来のセッティング変更にも柔軟に対応できます。軽量化と取り回しの良さ:130PCD/BCDに比べてクランク周りが軽量になることは、輪行時の持ち運びや、ストップ&ゴーの多い街中での取り回しの良さに直結します。「十分な性能」と「トラブル回避」:これまで110PCD/BCDを使っていて、剛性不足やチェーンラインの問題を感じたことはなかった、というご自身の経験が何よりの証拠です。なぜなら、無理に規格を変更することで、予期せぬトラブル(チェーンラインの再調整など)を招くリスクを避けることができるからです。最終決断!110PCD/BCDで目指す、自分だけの快適ミニベロライフ※60Tチェーンリング楕円110PCD/BCD130PCD/BCD兼用。管理人シバ:AIさんと一緒にメリット・デメリットを整理した結果、僕の心は決まりました!今の僕の乗り方、そして今後のカスタムプランを考えると、選ぶべきは「110PCD/BCD」だ、と。確かに、130PCD/BCDの剛性アップは魅力的ですが、それは将来、僕の走りがもっと攻撃的(?)になった時のための「未来の選択肢」として取っておくことにします。また、ホローテックIIタイプのBBに換装してあるので、クランクごとの交換も比較的簡単ですからね。今は、コストを抑えながら、自分の資産を活かし、そして何より満足度の高いクランク交換を優先することに決めました!まとめ:PCD/BCD選びは、自分の「走り」と向き合うことクランク交換におけるPCD/BCD選びは、単なるスペック選びではありません。それは、「自分はどんな走り方をしたいのか」「自分にとって何が一番重要なのか」という、自身のライディングスタイルと向き合う、非常に重要なプロセスなのだと痛感したからです。情報収集や試乗(もしできれば)を重ね、剛性、チェーンライン、重量、そして手持ちのパーツとの互換性などを総合的に検討し、ぜひあなたにとっての「最適解」を見つけてください。まとめのおまけ:後悔しない!110PCDチェーンリング購入、3つの鉄則PCDが決まったところで、最後に、いざ110PCDのチェーンリングを購入する際に、管理人シバが(時には失敗から)学んだ「これだけは絶対に確認すべき!」という3つの鉄則をご紹介します。これを怠ると、せっかくのパーツがただの金属の輪っかになってしまうかもしれません…。鉄則?:「BCD」と「アーム数(ボルト穴の数)」はセットで確認!まず大前提として、BCD(この場合は110mm)がクランクと一致している必要があります。そして、それと同じくらい重要なのがアーム数(ボルト穴の数)です。同じ110BCDでも、伝統的な「5アーム(5穴)」と、現代のシマノロードクランクで主流の「非対称4アーム(4穴)」では、ボルトの位置が全く異なり、物理的に取り付けができません。なぜこれが重要かというと、「110BCD」という数字だけを見て飛びついてしまうと、「穴の数が合わない!」という初歩的、しかし致命的なミスを犯してしまうからです。必ず「110BCD / 5穴」のように、セットで確認しましょう。鉄則?:「変速段数(スピード数)」の互換性を侮るな!チェーンリングには、それぞれ想定された変速段数(例:10速用、11速用、12速用など)があります。なぜこれを合わせる必要があるかというと、変速段数が多くなるほど、チェーンの幅はわずかに薄くなるからです。例えば、11速用のコンポーネントに、10速用の(少し厚い)チェーンリングを組み合わせると、変速がスムーズにいかなかったり、異音が発生したりする可能性があります。逆もまた然りです。「まあ、1段くらいなら大丈夫だろう」という安易な考えは、後々のトラブルの元。できる限り、使用するチェーンの段数に適合したチェーンリングを選びましょう。鉄則?:(フロントシングルの場合)「歯の形状(ナローワイド)」は生命線!もし、管理人シバのようにフロントシングル(チェーンリングが1枚)で運用する場合、チェーンリングの歯の形状は非常に重要です。フロントシングル用のチェーンリングには、「ナローワイド」と呼ばれる、幅の広い歯と狭い歯が交互に並んだ特殊な形状のものが多くあります。なぜこの形状が必要かというと、フロントディレイラー(変速機)がないため、チェーンが左右に暴れた際に脱落しやすいからです。ナローワイドの歯は、チェーンの内側の広いコマと狭いコマにそれぞれピッタリと嵌合することで、チェーンをガッチリと掴み、チェーン落ちを劇的に防いでくれます。見た目は普通のチェーンリングとあまり変わらないかもしれませんが、フロントシングルで快適かつ安全に走るための、まさに生命線とも言える重要な技術です。この3つの鉄則を頭に入れておけば、チェーンリング選びの失敗は格段に減るはずです。皆さんのカスタムが成功することを願っています!【楕円形チェーンリングアルミニウム合金折りたたみバイク】PR:Amazonアソシエイト現在、管理人シバが使っているのがこの楕円形チェーンリングです。110と130の両方の規格を選べるタイプです。楕円チェーンリングを試したい方には費用も安く最適です。【楕円形チェーンリングアルミニウム合金折りたたみバイク】【シマノ(SHIMANO)チェーンリング 50T-F】PR:Amazonアソシエイトシマノ(SHIMANO) リペアパーツ スパイク付チェーンリング 50T-Fです。純正からのカスタムで購入をしました。素材はスチールで重いのですが、摩耗しにくいので普段使いにはピッタリのものです。【シマノ(SHIMANO)チェーンリング 50T-F】次のページへのリンク:「【ミニベロクランク交換】165mm化は膝痛の救世主か?AIさんと探る剛性と価格の最適解」へ続くひとつ前の記事に戻る
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  • 【ミニベロクランク交換】165mm化は膝痛の救世主か?AIさんと探る剛性と価格の最適解
    【ミニベロクランク交換】165mm化は膝痛の救世主か?AIさんと探る剛性と価格の最適解クランク長172.5mmで膝に痛みが…!管理人シバが快適なペダリングを求め、人気の165mmショートクランクへの交換を決意。しかし、そこには素材「7075アルミ vs カーボン」、設計「スプライン vs 六角形」、そして価格「中華パーツ vs シマノ純正」という深い沼が…。現在使用中のBB『シマノ SM-BBR60』との適合性を最優先に、AIさんと共に剛性、重量、価格の最適解を探ります。あなたのクランク選びの悩みに、一つの答えが見つかるかもしれません。はじめに:クランク長2.5mmの差が、僕の膝を悲鳴させた…クランク長172、5mmとテーパースクエアーBB【シマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA】PR:AmazonアソシエイトDURA-ACE 9000シリーズの技術をこの手に、シマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSAシマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA皆さん、こんにちは!ミニベロカスタムの沼にどっぷり浸かっている管理人シバです。この「パーツ交換ラボ」シリーズでは、いよいよ自転車のエンジンとも言える「クランクセット」の交換に挑みます。事の発端は、以前、テーパースクエアーBBをシマノのホローテックII規格である『SM-BBR60 BSA』に換装した際、勢いでクランク長を純正の170mmから172.5mmに伸ばしてしまったこと。たった2.5mm、されど2.5mm…。この変更が、私の膝に予想以上の負担を強いることになり、快適なはずのライドが苦痛に変わる瞬間さえありました。「このままではいけない!」そう決意した私は、最近多くのサイクリストから支持されている165mmショートクランクへの換装を決意しました。目的は明確、膝の痛みを解消し、快適で効率的なペダリングを取り戻すこと。しかし、そこからが本当の沼の始まりでした。素材は?剛性は?BBとの適合性は?そして、海外通販の魅力的な価格と、信頼できる国産ブランドの安心感…。この一連の記事では、そんな私の悩みと、AIさんと共に最適なクランクを見つけ出すまでの四苦八苦の道のりを、包み隠さずお届けします。クランク長165mm化への期待と、AIさんの冷静な分析管理人シバ:AIさん、もう172.5mmのクランクは限界です!ペダルを回すたび、力を入れていくと膝の外側がジワっと痛む感じで…。そこで、思い切って165mmのショートクランクにしようと思うんです。なぜ最近、ショートクランクってこんなに人気があるんでしょうか?本当に膝に優しくて、ペダリングも楽になるんですかね?AIさん:シバさん、その決断、膝の負担軽減という点では非常に良い方向性だと思いますよ。なぜショートクランクが注目されているのか。その背景には、ペダリングの物理的なメカニズムと、現代のライディングスタイルの変化が関係しています。膝への負担軽減のメカニズム:クランクが短いと、ペダルが一回転する円の直径が小さくなります。これにより、膝が最も曲がる上死点と、最も伸びる下死点での関節の屈伸角度が小さくなります。この「関節の動きが穏やかになる」ことが、膝や股関節へのストレスを直接的に軽減するのです。ケイデンス(回転数)向上への寄与:ペダルが描く円が小さくなるため、より速い回転、つまり高いケイデンスを維持しやすくなります。力任せに踏む「トルク型」のペダリングから、クルクルと回す「ケイデンス型」のペダリングへ移行しやすくなり、これもまた関節への負担を減らすことに繋がります。ミニベロとの相性:ストップ&ゴーが多く、漕ぎ出しの軽さが求められるミニベロでは、高いケイデンスを維持しやすいショートクランクは非常に相性が良いと言えるでしょう。ただし、シバさん。クランク長を短くするということは、同じギア比であれば、一度にペダルにかける「テコの原理」が少しだけ弱くなるということでもあります。その分をケイデンスで補う、という意識の転換も必要になってきますね。理人シバ:なるほど、テコの原理が弱くなる分、ケイデンス(回転数)で補うという考え方ですね。そこは理解できました。ただ、AIさん、ここで一つだけ気になることがあるんです。今回の「ペダルが軽くなるから、ケイデンスを上げて補う」という計算は、あくまで今のフロント60Tのチェーンリングを使い続けることが前提ですよね。もし、この先の「105化計画」で11速チェーンとの相性などの問題が出て、どうしてもフロントの歯数を60Tから(例えば)56T、58Tに下げなければならなくなった場合、せっかく165mmクランクに合わせて見つけたペダリングの感覚が、またガラッと変わってしまうのではないか、という不安があるんです。そうなると、また一から最適なケイデンスや踏み心地を探す旅が始まってしまうのかと思うと、少しだけ心配になりますね。クランク長165mmに慣れた後、ギア比を変えたらどうなる?AIさんの未来シミュレーションAIさん:シバさん、それは非常に鋭い、そしてカスタムを深く楽しむ方ならではのご質問です!将来の構成変更まで見据えて現在のパーツを選ぶ、まさに戦略的な視点ですね。でも、ご安心ください。もし将来、フロントの歯数を60Tから56Tに変更したとしても、シバさんのペダリングが「また一から」探し直しになることはありません。それは「リセット」ではなく、「微調整(ファインチューニング)」で済むはずですよ。なぜ、ギア比が変わっても「一から」にはならないのか?その答えを理解するためには、「クランク長」と「ギア比」が、それぞれペダリングにおいて全く異なる役割を担っていることを知るのが近道です。1,クランク長(165mm)は、ペダリングの「動作」そのものを決めるクランク長を165mmにすることは、シバさんの脚が描く円運動の大きさ(物理的な動き)を最適化することです。これにより、膝や股関節の角度がより自然になり、高いケイデンス(回転数)でスムーズに脚を回すという「新しいエンジンの動かし方」を、シバさんの体(筋肉や神経)が覚えることになります。これは、一度身につけば変わらない、根本的な改善です。2,ギア比(60Tや56T)は、その「動作」にかかる「負荷」を決める一方、チェーンリングの歯数を変えることは、その最適化された「エンジンの動かし方」に対して、どれくらいの重さの荷物を引かせるか、という負荷(ギアレシオ)を調整する行為です。クルマの運転に例えてみましょう。シバさんは今、165mmクランクにすることで、エンジン(ご自身の脚)を「高回転までスムーズに回るレーシングエンジン」にチューニングしようとしています。将来チェーンリングを60Tから56Tに変えるのは、言わば「高速道路向けのギアセッティング」から「峠道向けのギアセッティング」にトランスミッションを調整するようなものです。エンジンの気持ちいい回し方(高ケイデンスで回す感覚)は変わりませんよね?ただ、同じ速度を出すために使う「シフト(リアスプロケットの位置)」が変わるだけです。具体的なシミュレーション今、フロント60T / リア21Tで走っている時のペダルの踏み応えや進み具合は、ギア比で言うと約2.86です。もし将来、フロントを56Tに交換した場合、リアを19T(21Tから2段重いギア)にすれば、ギア比は約2.95となり、非常に近い感覚で走ることができます。つまり、ペダリングの感覚が「リセット」されるのではなく、「いつも使っていたリアのギアが、2段くらい重い方にズレるだけ」という「微調整」で、すぐに新しいギア比に適応できるはずです。ですので、シバさん。どうぞ安心して、まずは膝に優しく、理想のケイデンスを叶える「165mmクランク」という最高のエンジンを手に入れることに集中してください。そのエンジンさえ手に入れてしまえば、将来のギア比の変更は、もはや悩みの種ではなく、走る道に合わせてセッティングを変える「新たな楽しみ」の一つになりますよ!中華パーツの魅力と、シマノの凄さ…AIさんと考える、究極の選択管理人シバ:なるほど、ただ短くすれば良いってわけでもないんですね。意識も変えないと。それで、実際に165mmのクランクを探し始めたんですが、ここでもう一つの大きな壁にぶつかりました。そう、「何を選ぶか」です。AliExpressを見れば、軽量な7075アルミを使ったCNC加工のカッコイイ中華クランクがたくさんある。価格も魅力的です。でも、前回のFovnoの一件で痛い目にも遭いました…。一方で、信頼のシマノ製品も気になります。でも、少し価格が張るし、デザインの選択肢も限られる。AIさん、この状況、どう考えますか?なぜ、私は中華パーツに惹かれつつも、シマノに後ろ髪を引かれるのでしょうか?AIさん:シバさん、それは多くのDIYカスタムを楽しむ方が直面する、非常に本質的な葛藤ですね。なぜシバさんがそのような気持ちになるのか、それは「価格とスペックの魅力」と「絶対的な信頼性への渇望」という、二つの異なる価値基準が心の中でせめぎ合っているからです。中華パーツの魅力:高いスペックの素材(7075アルミなど)、CNC加工による美しいデザイン、そして何より圧倒的なコストパフォーマンス。少ない投資で大きな変化を期待できる、まさに「リスクを減らした冒険」という選択肢ではないでしょうか。シマノ製品の価値:シマノ製品の凄さは、単にブランド名だけではありません。長年の研究開発で培われた完璧な設計思想、全世界で信頼される安定した品質管理、そして何よりも部品間の完璧な互換性と適合性にあります。特にBBとクランクの嵌合部のような、力の伝達を担う基幹部分の精度と剛性は、他社の追随を許さないレベルにあると言えます。管理人シバ:そうなんです!Fovnoのトラブルを経験したからこそ、シマノ製品の「付けてみたらピッタリ合った」「ガタも異音も出ない」という、あの当たり前のようでいて実は凄い「安心感」の価値を、今さらながら再認識しているんです。できれば、今回のクランク選びにも、そのシマノの思想や信頼性を取り入れたい。でも、予算も限られている…。そんなことは可能なのでしょうか?AIさん:可能です、シバさん。例えば、クランクアーム自体はコストパフォーマンスに優れたサードパーティ製を選びつつ、BBは信頼性の高いシマノ製を使い続けるという、シバさんが今まさにやろうとしているアプローチがそれにあたります。重要なのは、そのサードパーティ製クランクが、シマノのBB規格(24mmストレートスピンドル、ホローテックII)にいかに正確に適合するかを見極めることです。そこに、次の大きなテーマが隠されています。BB『シマノ SM-BBR60』AIさん、昔こう言ったよね?「アルミクランクは剛性が命!」カーボンとの比較から見えた、本当に重要なこと管理人シバ:AIさん、パーツ選びで「軽さ」も気になって、以前カーボンクランクについて相談したことがあります。その時、AIさんは「アルミの方が剛性が高いのでクランクには向いている」というようなことを言っていました。でも、一般的にはカーボンの方が高性能なイメージがあります。なぜ、AIさんはあの時、アルミの剛性を評価したのですか?そして、その考えは今回のクランク選びにどう繋がるんでしょうか?AIさん:シバさん、よく覚えていらっしゃいますね!そして、そのご質問こそが、今回のクランク選びの核心に迫る鍵となります。以前の私の説明が少し言葉足らずだったかもしれませんが、決して「アルミという素材がカーボンより絶対的に優れている」という意味ではありません。クランクの性能は、素材だけで決まるものではないからです。なぜ、場合によっては「高級アルミクランク」が「廉価カーボンクランク」を凌駕するのか。「高級アルミクランク」の強み:シマノのDura-AceやUltegraのクランクを思い浮かべてみてください。あれらはアルミニウム合金製ですが、世界中のプロ選手が愛用しています。なぜでしょうか?それは、シマノが長年培ってきた「中空鍛造技術(ホローテックII)」によって、アルミを太く、かつ中空にすることで、非常に軽量でありながら極めて高い剛性を実現しているからです。素材のポテンシャルを、最高の設計と製造技術で最大限に引き出している好例です。その結果、多くの高価なカーボンクランクと比較しても、遜色のない、あるいはそれ以上の剛性を発揮することがあります。クランクの心臓部「スプライン嵌合」の重要性:「スプライン」と「六角形」篏合の写真 そしてもう一つ、シバさんが今気にされている「クランクスピンドルの嵌合部分」。剛性を語る上で、ここを無視することはできません。シマノクランクは、多数の細かい歯で噛み合う「スプライン」という形状で、クランクアームとスピンドルを確実に固定します。なぜこの形状が重要かというと、ペダリングの強大なトルクを広範囲に分散させ、力の伝達ロスを最小限に抑え、長期的なガタつきを防ぐ、非常に信頼性の高い設計だからです。管理人シバ:なるほど!つまり、僕が次に選ぶべきクランクは、素材が7075アルミであるとか、重量が軽いというスペックだけでなく、今使っている『シマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA』のようなホローテックII規格のBBにピッタリ適合する24mmストレートスピンドルを持ち、かつ信頼性の高い「スプライン」で固定される設計であることが、性能を求める上で絶対に譲れない条件だ、ということですね!AIさん:ご名答です、シバさん!その視点さえ持っていれば、中華パーツの中からでも「当たり」を見つけ出せる可能性は格段に上がります。シバさんがFovnoとProwheelを比較された際に、指摘された篏合の違いによる信頼性を重視された点は、まさにこの本質を直感的に掴んでいたのだと思います。次回では、【クランク交換 実践編】ついに発見!?シマノBBに適合する165mm中華クランクと、その取り付け作業の全貌を予定しています。次のページへのリンク:「【クランク交換 実践編】165mm化と105化計画、二つの野望を叶える一手!AIさんと最終確認」へ続くひとつ前の記事に戻る
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