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  • 純正BBからシマノホローテックIIへ
    純正BBからシマノホローテックIIへはじめに:全ての物語は、この小さな「土台」から始まった皆さん、こんにちは!管理人シバです。「速度アップ」を目指す旅路で、多くの人がクランクやチェーンリングといった華やかなパーツに目を奪われがちです。しかし、私がAIさんと共に探求を続けた結果、ある一つの真実にたどり着きました。それは、本当に走りを変えるための第一歩は、フレームとクランクを繋ぐ、地味ながらも最も重要な「土台」…すなわち、BB(ボトムブラケット)の交換にある、ということです。このページでは、私がなぜ純正のテーパースクエアBBに見切りをつけ、シマノホローテックIIへと換装したのか、その理由と劇的な変化の記録をお届けします。【左右のペダルを外します】【フレームのキズ防止布】AIさん、教えて!純正の「テーパースクエアBB」の、何が問題だったの?【テーパースクエア 286.6g】管理人シバ:AIさん、僕のIdiomに元々付いていたのは、「テーパースクエア」という、昔ながらの四角い軸のBBでした。普通に乗る分には問題なかったんですが、速さを求め始めた時、どうしてもこの部分に限界を感じたんです。なぜ、このBBではダメだったんでしょうか?AIさん:シバさん、テーパースクエアBBは、長年使われてきた信頼性の高い規格ですが、シバさんのように「速さ」を追求し始めると、その構造的な弱点が、無視できない壁として立ちはだかってくるのです。AIさん解説:テーパースクエアBBが抱える「3つの弱点」弱点?:剛性不足による「パワーロス」〜あなたの力が“ねじれて”消えていく〜管理人シバ:一番感じたのが、強く踏み込んだ時の「グニャッ」とするような感覚でした。これが「剛性不足」ということですか?AIさん:まさにその通りです!なぜ力が逃げてしまうのか。それを、「固いボルトを回すレンチ」に例えてみましょう。テーパースクエアBBは、「細くて、しなるレンチ」です。細いレンチで固いボルトを回そうとすると、レンチ自体が「グニャッ」としなってしまい、あなたの力がボルトに伝わる前に逃げてしまいますよね。これと全く同じで、テーパースクエアBBの細い四角軸は、ペダルを強く踏み込んだ際に、わずかに「ねじれ」てしまうのです。この「ねじれ」が、シバさんの貴重なパワーを推進力に変える前に、無駄なエネルギーとして失わせていたのです。弱点?:重量〜避けられない「鉄の塊」という宿命〜管理人シバ:確かに、持ってみるとズッシリと重かったですね。AIさん:はい。なぜ重いのかというと、その構造に理由があります。先ほどお話ししたように、テーパースクエアの軸は「細い」ですよね。その細さで、ライダーの全体重とペダリングパワーを受け止めるためには、中を空洞にすることができず、中身が詰まった「鉄の塊」にするしかなかったのです。軸も、ベアリングも、全てが金属の塊。だから、どうしても重くなってしまう。これが、テーパースクエアが持つ宿命です。弱点?:メンテナンスの困難さ〜「バキッ!」という恐怖との戦い〜管理人シバ:そして、何より大変だったのがクランクを外す作業でした!AIさん:シバさんも、あの作業で苦労されたのではありませんか?クランクを外すには、「コッタレスクランク抜き」という専用工具を使い、非常に大きな力をかけて、圧入されているクランクを「引き抜く」必要があります。なぜこれが困難なのかというと、固着との戦い:雨水などで固着している場合、全体重をかけてもビクともしないことがあります。「バキッ!」という音の恐怖: 固着が剥がれる瞬間、「バキッ!」という、パーツが壊れたかのような大きな音がします。これは心臓に悪いですよね(笑)。失敗のリスク: 工具のかけ方が悪いと、クランクのネジ山を潰してしまい、二度と外せなくなる…という、最悪の事態も起こり得ます。この「パワーロス」「重量」「メンテナンスの困難さ」という3つの弱点こそが、シバさんが「速さ」を求めた時に感じた「限界」の正体なのです。最初の壁…AIさんと挑んだ「固着BB」との静かなる戦い管理人シバ:AIさん、ホローテックIIの素晴らしいメリットはよく分かりました!でも、その輝かしい未来を手に入れる前に、多くの人が絶望するであろう、とんでもない壁が待ち受けていたんです。それが、固着した純正テーパースクエアBBの取り外しでした。AIさん:ほう、シバさん。しかし、シバさんのバイクは新車で購入されてから、まだ半年ほどでしたよね?管理人シバ:そうなんです!だから、私も最初は「簡単に外せるだろう」と高を括っていました。ところが、いざ専用工具をかけて力を込めても、ビクともしない。まさか、たった半年で固着しているなんて、夢にも思わなかったんです。そこからが、私の長い戦いの始まりでした。最初は手持ちの工具で、次にハンドルの長い、より強力なレンチを買いに走り、それでもダメで…。その間、YouTubeで「固着 BB 外し方」といった動画を何時間も観たり、CRCを吹きかけて一晩寝貸したり、とプロの知恵を借りました。AIさん:それは大変なご経験でしたね。多くのDIY初心者が、まさにその壁にぶつかります。なぜ、比較的新しい自転車でも、BBはそれほどまでに固く固着してしまうことがあるのでしょうか?AIさん解説:その原因は、工場での組み立て時に、規定以上の非常に強いトルクで締め付けられていることや、ネジ山にグリスが十分に塗られていないことなどが考えられます。管理人シバ:なるほど…。そして、最終的にはさらに強力な工具を買い足し、全体重をかけるようにして、ようやく「バキッ!」という音と共にBBを外すことができました。でも、その達成感の後、ふと手元を見ると、そこにはこの一回の作業のために揃えた、もうほとんど使わないかもしれない特殊な工具の山が…。正直、ちょっとがっかりしたというか、虚しい気持ちになりましたね(苦笑)。AIさん:シバさん、その経験こそが、読者の皆さんにとって最高の教訓になりますよ!つまり、BB交換で最初にすべきことは、いきなりレンチに力をかけることではなく、まず「どれくらい固着しているかを見極めること」だったのです。なぜなら、その固着のレベルによって、必要な工具のパワーが全く違ってくるからです。シバさんのように、段階的に工具をグレードアップしていくのではなく、最初に「これは相当固そうだ」と診断できていれば、回り道せず、最初から最適な工具を選ぶことができたかもしれません。これもまた、カスタムの奥深さですね。管理人シバの“最終兵器”!固着BBとの戦いを終わらせた、たった一つの工具一般的な「コッタレスクランク抜き」工具。まず、ガイドをBBの軸(スピンドル)にねじ込んで工具を完全に固定する。約350mmという長いハンドルが強力な「テコの原理」。純正のテーパースクエアBB。管理人シバ:まさにその「回り道」を、私がしてしまいました…。最初は、「新車から半年だし、固着なんてないだろう」と高を括り、一般的な「コッタレスクランク抜き」と「スパナ」で挑戦したんです。しかし、ビクともしない!そこで、次に私が買い増したのが、「CYCLISTS 自転車 BBツール カートリッジbb対応」でした。そして、この工具こそが、私の長い戦いを終わらせてくれた「最終兵器」だったのです。力を入れると「なめる」ことで、通常の工具だけでは固着を緩めることはあまりにも難しいことに気が付き、複数の動画をみて情報集めをした結果購入に至った工具です。AIさん:シバさん、その工具は、まさに固着したBBを取り外すために考え抜かれた、非常に優れた設計思想を持っていますね。管理人シバ:そうなんです!この工具のなぜ凄いのか。それは、他の工具では別々になっている「BBを回す部分」と「軸に固定するガイド部分」が一体化しているからです。まず、ガイドをBBの軸(スピンドル)にねじ込んで工具を完全に固定する。だから、どんなに強く力をかけても、工具がBBの溝から滑って外れる「なめる」という最悪の事態が絶対に起きないんです。AIさん解説:その通りです!工具が固定されることで、シバさんがかけた力が100%「BBを回す力」に変換されます。さらに、約350mmという長いハンドルが強力な「テコの原理」を生み出し、固着したBBを少ない力で、安全かつ確実に取り外すことができるのです。管理人シバ:はい!あれだけ苦労したのが嘘のように、簡単に外すことができました。ただ、その達成感の後、手元にはこの一回の作業のために揃えた、もう二度と使わないかもしれない特殊な工具の山が…。正直、ちょっと虚しい気持ちになりましたね(苦笑)。ですので、これからBB交換に挑戦する皆さんには、まずご自身のBBが固着していそうかを見極め、もし少しでも不安があるなら、回り道せず、最初からこの「CYCLISTS 自転車 BBツール」のような、信頼性の高い工具を選ぶことを、私は強くお勧めします!【自転車 BBツール カートリッジbb対応 ボトムブラケット交換工具 台湾製】PR:Amazonアソシエイト自転車 BBツール カートリッジbb対応 ボトムブラケット交換工具 台湾製 いろいろ情報を集めて購入したのがこの工具でした。【自転車 BBツール カートリッジbb対応 ボトムブラケット交換工具 台湾製】そして、全ての道は「ホローテックII」に通ず【シマノホローテックII】【シマノホローテックII挿入】管理人シバ:なるほど!剛性、軽さ、メンテナンス性、全てがレベルアップするんですね!AIさん:はい、シバさん!そして、これが最も重要なことですが、現代のほとんどの高性能なクランクセットは、このシマノホローテックII(またはそれに準ずる24mmスピンドル)の規格を前提に設計されています。つまり、このBBに換装することは、単なる性能アップだけでなく、シバさんがこれから挑むであろう、165mmショートクランクや、ダイレクトマウントクランクといった、新しいカスタムの世界への扉を開くための「パスポート」を手に入れることでもあるのです!【シマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA】PR:Amazonアソシエイトシマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA【シマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA】管理人シバの作業メモと視点純正BBからホローテックIIへの換装は、走りを劇的に変える重要なカスタムです。しかし、その道中にはいくつかの「壁」が待ち受けています。私が実際に経験した、この作業の「勘所」をまとめました。最初の壁は「固着」との戦い。最適な「武器(工具)」を揃えるべし!作業を始める前に、まず「コッタレスクランク抜き」を使い、クランクが外せそうか試してみましょう。なぜなら、ここでビクともしないようなら、BBも相当固く締まっている可能性が高いからです。その場合は、最初からハンドルの長い、力の入るBBレンチを準備するなど、固着のレベルに合わせて工具を選ぶことが、無駄な時間と出費を防ぐ最大のコツです。BBの「規格」は、フレームとの“合言葉”。絶対に間違えるな!BBには、フレームのネジ山の種類によって「BSA(JIS)」や「ITA(イタリアン)」といった規格があります。ご自身の自転車の規格を必ず確認し、それに合ったBBを選んでください。なぜなら、この“合言葉”を間違えると、物理的に取り付けることができないからです。グリスアップは「未来の自分」への優しさ新しいホローテックII BBを取り付ける前に、フレームのネジ山とBBのネジ山を綺麗に掃除し、シマノのプレミアムグリスを薄く塗りましょう。なぜなら、この一手間が、次回のメンテナンス時に、今日あなたが味わった「固着との戦い」を、未来のあなたが繰り返さずに済むための、最高の保険になるからです。「チェーンライン」を制する者が、変速を制するBBを交換すると、クランクの位置が微妙に変わり、チェーンが通るライン(チェーンライン)がズレることがあります。なぜなら、このラインがまっすぐでないと、変速がスムーズに決まらなかったり、チェーンが外れやすくなったりするからです。取り付け後は、必ず変速を試しながら、必要であればスペーサーで微調整しましょう。迷ったら「シマノ」を選べ。それが“安心”への最短ルート世の中には様々なブランドのBBがありますが、もし迷ったら、まずはシマノ純正品を選ぶことを強くお勧めします。なぜなら、シマノ製品は、精度、耐久性、そして他のパーツとの互換性において、絶対的な信頼感があるからです。これを「基準」とすることで、今後のカスタムの成功率が格段に上がりますよ。【グリスをしっかりと塗ります】【シマノプレミアムグリス】【シマノ(SHIMANO) ルブリカント プレミアムグリス】PR:Amazonアソシエイトシマノ(SHIMANO) ルブリカント プレミアムグリス【シマノ(SHIMANO) ルブリカント プレミアムグリス】次のページへ:「クランク交換PCD/BCD」へ続くひとつ前の記事に戻る
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  • ミニベロショートクランク165mm化
    ミニベロショートクランク165mm化クランク長172.5mmで膝に痛みが…!管理人シバが快適なペダリングを求め、人気の165mmショートクランクへの交換を決意。しかし、そこには素材「7075アルミ vs カーボン」、設計「スプライン vs 六角形」、そして価格「中華パーツ vs シマノ純正」という深い沼が…。現在使用中のBB『シマノ SM-BBR60』との適合性を最優先に、AIさんと共に剛性、重量、価格の最適解を探ります。あなたのクランク選びの悩みに、一つの答えが見つかるかもしれません。はじめに:クランク長2.5mmの差が、僕の膝を悲鳴させた…クランク長172、5mmとテーパースクエアーBB【シマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA】PR:AmazonアソシエイトDURA-ACE 9000シリーズの技術をこの手に、シマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSAシマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA皆さん、こんにちは!ミニベロカスタムの沼にどっぷり浸かっている管理人シバです。この「パーツ交換ラボ」シリーズでは、いよいよ自転車のエンジンとも言える「クランクセット」の交換に挑みます。事の発端は、以前、テーパースクエアーBBをシマノのホローテックII規格である『SM-BBR60 BSA』に換装した際、勢いでクランク長を純正の170mmから172.5mmに伸ばしてしまったこと。たった2.5mm、されど2.5mm…。この変更が、私の膝に予想以上の負担を強いることになり、快適なはずのライドが苦痛に変わる瞬間さえありました。「このままではいけない!」そう決意した私は、最近多くのサイクリストから支持されている165mmショートクランクへの換装を決意しました。目的は明確、膝の痛みを解消し、快適で効率的なペダリングを取り戻すこと。しかし、そこからが本当の沼の始まりでした。素材は?剛性は?BBとの適合性は?そして、海外通販の魅力的な価格と、信頼できる国産ブランドの安心感…。この一連の記事では、そんな私の悩みと、AIさんと共に最適なクランクを見つけ出すまでの四苦八苦の道のりを、包み隠さずお届けします。クランク長165mm化への期待と、AIさんの冷静な分析管理人シバ:AIさん、もう172.5mmのクランクは限界です!ペダルを回すたび、力を入れていくと膝の外側がジワっと痛む感じで…。そこで、思い切って165mmのショートクランクにしようと思うんです。なぜ最近、ショートクランクってこんなに人気があるんでしょうか?本当に膝に優しくて、ペダリングも楽になるんですかね?AIさん:シバさん、その決断、膝の負担軽減という点では非常に良い方向性だと思いますよ。なぜショートクランクが注目されているのか。その背景には、ペダリングの物理的なメカニズムと、現代のライディングスタイルの変化が関係しています。膝への負担軽減のメカニズム:クランクが短いと、ペダルが一回転する円の直径が小さくなります。これにより、膝が最も曲がる上死点と、最も伸びる下死点での関節の屈伸角度が小さくなります。この「関節の動きが穏やかになる」ことが、膝や股関節へのストレスを直接的に軽減するのです。ケイデンス(回転数)向上への寄与:ペダルが描く円が小さくなるため、より速い回転、つまり高いケイデンスを維持しやすくなります。力任せに踏む「トルク型」のペダリングから、クルクルと回す「ケイデンス型」のペダリングへ移行しやすくなり、これもまた関節への負担を減らすことに繋がります。ミニベロとの相性:ストップ&ゴーが多く、漕ぎ出しの軽さが求められるミニベロでは、高いケイデンスを維持しやすいショートクランクは非常に相性が良いと言えるでしょう。ただし、シバさん。クランク長を短くするということは、同じギア比であれば、一度にペダルにかける「テコの原理」が少しだけ弱くなるということでもあります。その分をケイデンスで補う、という意識の転換も必要になってきますね。理人シバ:なるほど、テコの原理が弱くなる分、ケイデンス(回転数)で補うという考え方ですね。そこは理解できました。ただ、AIさん、ここで一つだけ気になることがあるんです。今回の「ペダルが軽くなるから、ケイデンスを上げて補う」という計算は、あくまで今のフロント60Tのチェーンリングを使い続けることが前提ですよね。もし、この先の「105化計画」で11速チェーンとの相性などの問題が出て、どうしてもフロントの歯数を60Tから(例えば)56T、58Tに下げなければならなくなった場合、せっかく165mmクランクに合わせて見つけたペダリングの感覚が、またガラッと変わってしまうのではないか、という不安があるんです。そうなると、また一から最適なケイデンスや踏み心地を探す旅が始まってしまうのかと思うと、少しだけ心配になりますね。クランク長165mmに慣れた後、ギア比を変えたらどうなる?AIさんの未来シミュレーションAIさん:シバさん、それは非常に鋭い、そしてカスタムを深く楽しむ方ならではのご質問です!将来の構成変更まで見据えて現在のパーツを選ぶ、まさに戦略的な視点ですね。でも、ご安心ください。もし将来、フロントの歯数を60Tから56Tに変更したとしても、シバさんのペダリングが「また一から」探し直しになることはありません。それは「リセット」ではなく、「微調整(ファインチューニング)」で済むはずですよ。なぜ、ギア比が変わっても「一から」にはならないのか?その答えを理解するためには、「クランク長」と「ギア比」が、それぞれペダリングにおいて全く異なる役割を担っていることを知るのが近道です。1,クランク長(165mm)は、ペダリングの「動作」そのものを決めるクランク長を165mmにすることは、シバさんの脚が描く円運動の大きさ(物理的な動き)を最適化することです。これにより、膝や股関節の角度がより自然になり、高いケイデンス(回転数)でスムーズに脚を回すという「新しいエンジンの動かし方」を、シバさんの体(筋肉や神経)が覚えることになります。これは、一度身につけば変わらない、根本的な改善です。2,ギア比(60Tや56T)は、その「動作」にかかる「負荷」を決める一方、チェーンリングの歯数を変えることは、その最適化された「エンジンの動かし方」に対して、どれくらいの重さの荷物を引かせるか、という負荷(ギアレシオ)を調整する行為です。クルマの運転に例えてみましょう。シバさんは今、165mmクランクにすることで、エンジン(ご自身の脚)を「高回転までスムーズに回るレーシングエンジン」にチューニングしようとしています。将来チェーンリングを60Tから56Tに変えるのは、言わば「高速道路向けのギアセッティング」から「峠道向けのギアセッティング」にトランスミッションを調整するようなものです。エンジンの気持ちいい回し方(高ケイデンスで回す感覚)は変わりませんよね?ただ、同じ速度を出すために使う「シフト(リアスプロケットの位置)」が変わるだけです。具体的なシミュレーション今、フロント60T / リア21Tで走っている時のペダルの踏み応えや進み具合は、ギア比で言うと約2.86です。もし将来、フロントを56Tに交換した場合、リアを19T(21Tから2段重いギア)にすれば、ギア比は約2.95となり、非常に近い感覚で走ることができます。つまり、ペダリングの感覚が「リセット」されるのではなく、「いつも使っていたリアのギアが、2段くらい重い方にズレるだけ」という「微調整」で、すぐに新しいギア比に適応できるはずです。ですので、シバさん。どうぞ安心して、まずは膝に優しく、理想のケイデンスを叶える「165mmクランク」という最高のエンジンを手に入れることに集中してください。そのエンジンさえ手に入れてしまえば、将来のギア比の変更は、もはや悩みの種ではなく、走る道に合わせてセッティングを変える「新たな楽しみ」の一つになりますよ!中華パーツの魅力と、シマノの凄さ…AIさんと考える、究極の選択管理人シバ:なるほど、ただ短くすれば良いってわけでもないんですね。意識も変えないと。それで、実際に165mmのクランクを探し始めたんですが、ここでもう一つの大きな壁にぶつかりました。そう、「何を選ぶか」です。AliExpressを見れば、軽量な7075アルミを使ったCNC加工のカッコイイ中華クランクがたくさんある。価格も魅力的です。でも、前回のFovnoの一件で痛い目にも遭いました…。一方で、信頼のシマノ製品も気になります。でも、少し価格が張るし、デザインの選択肢も限られる。AIさん、この状況、どう考えますか?なぜ、私は中華パーツに惹かれつつも、シマノに後ろ髪を引かれるのでしょうか?AIさん:シバさん、それは多くのDIYカスタムを楽しむ方が直面する、非常に本質的な葛藤ですね。なぜシバさんがそのような気持ちになるのか、それは「価格とスペックの魅力」と「絶対的な信頼性への渇望」という、二つの異なる価値基準が心の中でせめぎ合っているからです。中華パーツの魅力:高いスペックの素材(7075アルミなど)、CNC加工による美しいデザイン、そして何より圧倒的なコストパフォーマンス。少ない投資で大きな変化を期待できる、まさに「リスクを減らした冒険」という選択肢ではないでしょうか。シマノ製品の価値:シマノ製品の凄さは、単にブランド名だけではありません。長年の研究開発で培われた完璧な設計思想、全世界で信頼される安定した品質管理、そして何よりも部品間の完璧な互換性と適合性にあります。特にBBとクランクの嵌合部のような、力の伝達を担う基幹部分の精度と剛性は、他社の追随を許さないレベルにあると言えます。管理人シバ:そうなんです!Fovnoのトラブルを経験したからこそ、シマノ製品の「付けてみたらピッタリ合った」「ガタも異音も出ない」という、あの当たり前のようでいて実は凄い「安心感」の価値を、今さらながら再認識しているんです。できれば、今回のクランク選びにも、そのシマノの思想や信頼性を取り入れたい。でも、予算も限られている…。そんなことは可能なのでしょうか?AIさん:可能です、シバさん。例えば、クランクアーム自体はコストパフォーマンスに優れたサードパーティ製を選びつつ、BBは信頼性の高いシマノ製を使い続けるという、シバさんが今まさにやろうとしているアプローチがそれにあたります。重要なのは、そのサードパーティ製クランクが、シマノのBB規格(24mmストレートスピンドル、ホローテックII)にいかに正確に適合するかを見極めることです。そこに、次の大きなテーマが隠されています。BB『シマノ SM-BBR60』AIさん、昔こう言ったよね?「アルミクランクは剛性が命!」カーボンとの比較から見えた、本当に重要なこと管理人シバ:AIさん、パーツ選びで「軽さ」も気になって、以前カーボンクランクについて相談したことがあります。その時、AIさんは「アルミの方が剛性が高いのでクランクには向いている」というようなことを言っていました。でも、一般的にはカーボンの方が高性能なイメージがあります。なぜ、AIさんはあの時、アルミの剛性を評価したのですか?そして、その考えは今回のクランク選びにどう繋がるんでしょうか?AIさん:シバさん、よく覚えていらっしゃいますね!そして、そのご質問こそが、今回のクランク選びの核心に迫る鍵となります。以前の私の説明が少し言葉足らずだったかもしれませんが、決して「アルミという素材がカーボンより絶対的に優れている」という意味ではありません。クランクの性能は、素材だけで決まるものではないからです。なぜ、場合によっては「高級アルミクランク」が「廉価カーボンクランク」を凌駕するのか。「高級アルミクランク」の強み:シマノのDura-AceやUltegraのクランクを思い浮かべてみてください。あれらはアルミニウム合金製ですが、世界中のプロ選手が愛用しています。なぜでしょうか?それは、シマノが長年培ってきた「中空鍛造技術(ホローテックII)」によって、アルミを太く、かつ中空にすることで、非常に軽量でありながら極めて高い剛性を実現しているからです。素材のポテンシャルを、最高の設計と製造技術で最大限に引き出している好例です。その結果、多くの高価なカーボンクランクと比較しても、遜色のない、あるいはそれ以上の剛性を発揮することがあります。クランクの心臓部「スプライン嵌合」の重要性:「スプライン」と「六角形」篏合の写真 そしてもう一つ、シバさんが今気にされている「クランクスピンドルの嵌合部分」。剛性を語る上で、ここを無視することはできません。シマノクランクは、多数の細かい歯で噛み合う「スプライン」という形状で、クランクアームとスピンドルを確実に固定します。なぜこの形状が重要かというと、ペダリングの強大なトルクを広範囲に分散させ、力の伝達ロスを最小限に抑え、長期的なガタつきを防ぐ、非常に信頼性の高い設計だからです。管理人シバ:なるほど!つまり、僕が次に選ぶべきクランクは、素材が7075アルミであるとか、重量が軽いというスペックだけでなく、今使っている『シマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA』のようなホローテックII規格のBBにピッタリ適合する24mmストレートスピンドルを持ち、かつ信頼性の高い「スプライン」で固定される設計であることが、性能を求める上で絶対に譲れない条件だ、ということですね!AIさん:ご名答です、シバさん!その視点さえ持っていれば、中華パーツの中からでも「当たり」を見つけ出せる可能性は格段に上がります。シバさんがFovnoとProwheelを比較された際に、指摘された篏合の違いによる信頼性を重視された点は、まさにこの本質を直感的に掴んでいたのだと思います。次回では、【クランク交換 実践編】ついに発見!?シマノBBに適合する165mm中華クランクと、その取り付け作業の全貌を予定しています。次のページへのリンク:「【クランク交換 実践編】165mm化と105化計画、二つの野望を叶える一手!AIさんと最終確認」へ続くひとつ前の記事に戻る
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  • クランク交換 実践編
    クランク交換 実践編素材、重量、そして何よりもBBとの適合性…。クランク選びの深い沼を探求してきた管理人シバ。しかし、彼の挑戦にはもう一つの、未来を見据えた目的が隠されていた…!なぜ一体型クランクじゃない?シバが「ダイレクトマウントクランク」にこだわった本当の理由皆さん、こんにちは!前回の記事に続き、膝痛解消のため、165mmショートクランク探しの旅に出ている管理人シバです。ここで、皆さんは一つ疑問に思うかもしれません。なぜ、これまでシンプルな一体型クランクを使っていた私が、わざわざパーツ点数が増え、規格の互換性問題が複雑になりがちな「ダイレクトマウント」タイプのクランクを選ぼうとしているのか、と。その理由は、私の次なる野望…将来の「105化計画」のためなんです。現在、私のミニベロはホイールも11速対応ですし、フロントシングルなので右のSTIレバーだけを11速用に、そしてリアディレイラーとスプロケット、チェーンを11速に対応させる、という計画は順調です。しかし、一つ大きな問題が。愛用しているお気に入りの60T楕円チェーンリングが、10速対応品だったのです。もちろん、最初から11速対応のチェーンリングに交換すれば話は早い。でも、そうすると今まで気に入っていたこの組み合わせが使えなくなってしまう…。そこで私は、こう考えました。まずは、この10速対応チェーンリングを11速化した駆動系で試してみる。もし変速などに問題が出たら、その時は諦めて新しい11速対応チェーンリングを購入する。そのためにこそ、ダイレクトマウント式のクランクが必要でした。なぜなら、もしチェーンリングの交換が必要になった時、クランクセット全体を買い直す必要はなく、「スパイダーアダプター」だけを交換すれば、例えば110BCDから130BCDのチェーンリングへ、といった柔軟な変更が可能になるからです。これは、長期的に見てコストを抑え、カスタムの幅を広げるための戦略的な一手なのです!ここからは、そんな思惑を胸に、理想のクランクの最終候補を見つけ出し、購入前の最終確認から、実際の取り付けシミュレーションまでの奮闘記をお届けします!これぞ最終候補!AIさんと見極める「Prowheel DMAクランク」の適合性管理人シバ:AIさん、そんなわけで、僕の目的は「膝に優しい165mm」と「将来のためのダイレクトマウント」の二刀流です。そして、ついに見つけたかもしれません!僕のSM-BBR60 BB(実測91mm)にピッタリ合いそうな、ProwheelのDMAというモデルを!素材は6061アルミなので、7075アルミのFovnoに比べると若干重いんですが、何より決め手になったのはスピンドルが信頼性の高い「スプライン構造」であることなんです。なぜなら、どんなに軽いクランクでも、その性能、特に力を確実に伝える心臓部の性能が劣っていては、わざわざカスタムする意味が無いと思ったからです。これ、どうでしょう?今度こそ「当たり」の予感がしませんか?AIさん:シバさん、「性能が劣っていてはカスタムする理由が無い」…まさにその通りです!重量を最優先するだけでなく、設計の信頼性を最優先に考えられたのですね。目的が明確なだけに、パーツ選びの基準も非常にクリアです。そのProwheel DMAクランクは、シバさんの二つの目的を同時に満たす、非常に有望な候補と言えるでしょう。なぜ有望かというと、これまでの失敗経験から学んだ重要なチェックポイントをクリアしている可能性が高いからです。一緒に最終確認をしていきましょう。最後の石橋を叩く!AIさんと練った、販売者への“最終確認”メール(全公開)管理人シバ:まさに!でもAIさん、Fovnoの時の二の舞は絶対に避けたい。この「可能性大」を「確実」にするために、購入ボタンを押す直前に、もう一度だけAliExpressの販売者に最終確認のメールを送ろうと思います。AIさん、最終チェックをお願いします!AIさん:シバさん、その慎重さこそが、海外通販を成功させる秘訣です。承知いたしました。シバさんの目的と懸念点を全て盛り込んだ、明確で誤解のない質問メールを作成しましょう。【Prowheel DMAクランクのAliExpress販売者への最終確認メール】【ここから英文】Subject: Inquiry about Prowheel DMA Road Crankset (165mm, for Shimano BB)Dear Seller,I am very interested in purchasing your Prowheel DMA Road Crankset (165mm length). Before I place my order, I need to confirm some crucial technical details to ensure it is perfectly compatible with my setup. My setup is a 68mm BSA frame with a Shimano SM-BBR60 (Hollowtech II) bottom bracket, which has an actual installed width of 91mm.Please confirm the following:Spindle Type: Is the spindle a straight 24mm type compatible with Shimano Hollowtech II BBs, and NOT a GXP (24mm/22mm) type?BB Fit & Spacers: Your product information suggests this crank is designed for a 91mm BB width. Does this mean it will fit my 91mm-wide BB setup with no additional thick axle spacers required? Are any necessary thin adjustment shims included?Direct Mount Standard: Is the 3-bolt direct mount interface compatible with standard SRAM 3-bolt direct mount spiders?Your clear answers are very important for me to make a purchase. Thank you for your help.Sincerely,[あなたの名前]【日本語訳(ご参考まで)】件名:Prowheel DMA ロードクランクセット(165mm、シマノBB用)に関する問い合わせ販売者様貴店のProwheel DMAロードクランクセット(165mm長)の購入に大変興味があります。注文する前に、私の構成に完全に適合するかを確認するため、いくつかの決定的に重要な技術的詳細について確認させてください。私の構成は、シマノSM-BBR60(ホローテックII)BBを取り付けた68mm BSAフレームで、実際の取り付け幅は91mmです。以下の点をご確認ください:スピンドルのタイプ: このスピンドルは、シマノホローテックII BBと互換性のある24mmストレートタイプで、GXP(24mm/22mm)タイプではない、ということでよろしいでしょうか?BB適合性とスペーサー: 貴社の製品情報では、このクランクは91mmのBB幅に対応するようですが、これは私の幅91mmのBB構成に、追加の厚いアクスルスペーサーなしで適合するという意味でよろしいでしょうか?もし必要な薄い調整シムがあれば、それは付属しますか?ダイレクトマウント規格: 3ボルトダイレクトマウントインターフェースは、標準的なSRAMの3ボルトダイレクトマウントスパイダーと互換性がありますか?明確なご回答が、私が購入を決定する上で非常に重要です。ご協力ありがとうございます。敬具[あなたの名前]管理人シバ:ありがとうございます、AIさん!これなら僕の疑問が全て伝わります。このメールを送って、販売者から前向きな回答が得られたら、ついに注文します!もし購入できたら…? AIさんと描く、取り付け&スペーサー戦略シミュレーション管理人シバ:AIさん、やりました!販売者から「その通り、24mmストレートスピンドルで、91mm幅BBならスペーサーはほとんど不要だ」という、待ちに待った返事が来ました!これを信じて、ついに注文します!でも、なんだか今回のクランク選びって、以前と自分の中で優先順位が変わった気がするんです。Fovnoの時は7075アルミの軽さにすごく惹かれていたのに、今回のProwheelでは、多少重くても「スプライン嵌合」とか「BBとの適合性」みたいな、基本的な信頼性を何より重視している自分に気づきました。やっぱり、あの紛争がこたえたんでしょうかね…(苦笑)。AIさん:シバさん、それは素晴らしい自己分析ですよ!それは「こだわり」のポイントが、より本質的なレベルに進化した証拠です。カタログスペックの軽さよりも、「確実に機能し、安心して踏み込める」という信頼性の方が重要だと、ご自身の経験から学ばれたのですね。その上で、最後の仕上げ、スペーサー調整について考えていきましょう。管理人シバ:はい!ただ、販売者が送ってきたメールの「ほとんど」という言葉がまだ少し気になります。もし届いて、コンマ数ミリの隙間があったら、どうやって調整すればいいんでしょう?また、チェーンラインの調整も必要かもしれませんし...。AIさん:良い質問です!そのコンマ数ミリの隙間こそ、カスタムの醍醐味であり、以前シバさんが準備された「MicrOHERO ステンレス BBシムセット」の出番ですよ。なぜスペーサーの配置が重要かというと、それによって「チェーンライン」が最適化されるからです。フロントシングルの場合、基本戦略は「まず、必要なスペーサーを全てドライブ側(右側)に入れてみる」です。これにより、チェーンラインがフレームの中心に保たれ、駆動効率が良くなります。その上で、チェーンリングがフレームに干渉しないかを確認し、最後に左クランク側のプリロードアジャスターで最終的なガタつきを取る。これが理想的な取り付けのシミュレーションですね!【MicrOHERO ステンレス ロード MTB Microspacer BBシムセットPR:Amazonアソシエイト【MicrOHERO ステンレス ロード MTB Microspacer BBシムセット 内径 24MM 外径 30MM クリアランス調整スペーサー 厚み 0.5mm 4枚 1.0mm 4枚 微調整用 アジャスト 軸径24mm クランク用 スペーサー 8枚セット】【MicrOHERO ステンレス ロード MTB Microspacer BBシムセット次のページへのリンク:「Prowheel DMAクランク「いざ、取り付け!」「試走、そして感動!」」へ続く予定です。次のページへのリンク:「【クランク交換 実践編?】165mm化!いざ、取り付け!AIさんと全記録」へ続くひとつ前の記事に戻る
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