PCDの種類とそれぞれの特徴※110PCDと130PCDのボルト穴の円の直径の違いなぜ、純正の110PCDを速度アップが期待できる130PCDに交換するのか迷ったのは、今回、新しくクランク交換、BB交換をするからです。どうせ新しく交換するならば、それに伴ってグレードアップを考えたからでした。PCDとは、Pitch Circle Diameterの略で、上記の写真のようにクランクとチェーンリングを繋ぐためのボルト穴の円の直径が違ってきます。一般的なミニベロでは、主に110 PCDと130 PCDの2種類のどちらかの規格となるのですが、今回カスタムをするジャイアントイディオムの純正規格は110PCDでしたので、130PCDに交換すれば剛性がアップすることで速度アップを狙うことができると予想したからでした。また、130PCDの規格にすることで、剛性アップ意外にチェーンライン改善になるメリットがあるようです。ただ、130PCDはサイズが大きくなることで、その分の重量が増えるため軽量化にはならないデメリットもあります。130PCDへの変更に惹かれた理由はパワーアップへの期待※110PCDの58Tチェーンリングとリングカバー剛性アップによる加速性能の向上チェーンライン改善によるチェーン落ちの抑制軽量化への懸念:剛性と軽量性のトレードオフ管理人シバが130PCDへの変更に惹かれた理由の一番はパワーアップへの期待でした。どうせ手間とお金を掛けてクランクとBBをカスタムをするならば、よりパワーアップする方向へ向かいたいと考えたからです。今回のカスタムでは3つのグレードアップに惹かれました。「BBを中空ホローテック化により回転性と軽量化になる」、「クランク長を170mmから172.5mmにすることで身長との最適化ができること」、「PCD130に変更することで剛性が高くなること」でよりスピードアップを狙う事にしたわけです。ちょっと冷静な判断を欠いていたのかもしれません。冷静な分析で反省:130PCDは本当に必要?※赤い58Tチェーンリング110PCD自分の走行スタイルと使用目的から分析する特に、近場サイクリングと輪行に向いているのか高負荷な走行や競技志向ではないこと今回、新しい中空クランク長172.5mm、130PCDの規格で発注したのですが、販売店の在庫不足から注文がキャンセルになりました。この突然のハプニングのために、今一度、最初に戻って上記の分析をしてみた結果、「クランク長172.5mmは良いとして130PCDは本当に必要?」という疑問が湧いてきました。まず、自分の走行スタイルと使用目的を振り返って分析をしてみることにしました。私の使用目的は、「近場サイクリング」と「たまの輪行」という使い方がメインですので、剛性の高い130PCDは私にとってオーバークオリティにということに気が付きました。つまり、130PCDが必要な場面は「高負荷な走行や競技志向」ということでしたので、私の使い方ではあまり必要ないということです。130PCDが向いている使い方高速走行を重視する競技などに参加するロングツーリングやヒルクライムに向いている110PCDが向いている使い方ポタリングをメインにする走り方110PCDは多少重さが軽くなるので輪行向きコストもやや抑えることができる下記は、市販されているミニベロに130PCDを標準搭載している車種です。130PCDを搭載してるミニベロDAHON Speed FalcoKHS F-20TBROMPTON T-Lineどれも走行性能の高さを謳い文句にしている車種に130PCDの規格がされているようです。110PCDのメリットを再検証する丸※リングカバーからはみ出した52Tチェーンリング今まで所有していたチェーンリング7枚が使えること軽量化による取り回しの良さがあること110PCDでも剛性不足の心配がないこと今まで所有していたチェーンリング7枚が使えること純正の48Tチェーンリングから60Tまで2丁づつサイズをアップしていったことで、7枚の110PCD規格を所有していたことからメリットがあることに気が付きました。新しいクランクを110PCD規格対応にするならば、将来の走りの変化があっても所有しているチェーンリングの使いまわしができるメリットができるからです。軽量化による取り回しの良さがあることクランク回りの軽量がは意外とメリットがあるからです。軽量化によって取り回しの良さがあるからです。110PCDでも剛性不足の心配がないこと今まで110PCD規格のチェーンリングを回してきて、剛性、チェーンラインも含めて問題があると気が付いたことがないからです。つまり、同じ110PCD規格を使うことで、予期しないトラブルを未然に防ぐことにもなるからです。最終決断!110PCDで快適なミニベロライフ※60Tチェーンリング楕円110PCD130PCD兼用自分のニーズに合致した選択が重要130PCDへの変更は将来的な選択肢満足度の高いクランク交換を実現最終決断ですが、冷静に110PCD、130PCDのメリットデメリットを判断し、自分にはどちらの選択が快適なミニベロライフを実現できるのか、じっくりと検討してみました。その結果ですが、自分のニーズに合致している選択は110PCD!ということになりました。確かに、剛性アップによる130PCDの選択の誘惑は大きかったのですが、これは将来の選択肢として残しておくことにしました。どうしても130PCDにした方が良いと判断するならば、交換が簡単なホーロテックタイプですので中空クランクごと交換すれば良いだけの話だからです。今は、コストを抑えながら自分の満足感を高めることができるクランク交換を優先することにしました。下記は、管理人シバが最終決断をしたときに利用したチェックシートです。110PCDを選択した理由とは「近場サイクリング」と「たまの輪行がメイン」という使い方に向いているのは110PCDなことジャイアントイディオムのフレームは、高剛性のアルミ6061を採用しているため剛性の高い130 PCDの性能を十分に活かしにくいこと172.5mmクランクは、比較的長いクランク長なので剛性高いPCDの影響を感じにくいこと現在使用中の110PCDでは、チェーン落ち、チェーンラインの問題、剛性不足の心配もなく60Tチェーンリングを回していることサイズ違いの110PCDチェーンリングを7枚所有していること110PCDによる軽量化の問題に関して取り回しが楽なこと130PCDを保留した理由とは高負荷な走行や競技志向の走行が目的ではないこと130PCDの剛性アップのメリットが薄いこと今まで所有してきたチェーンリングが廃棄となってしまうこと将来700cロードバイクを購入する予定がないため互換性を考える必要がないこと※700cロードバイクのPCDは130がメインのため現状の110PCDでチェーン落ち、チェーンライン、剛性不足の問題を感じていないこと軽量化をしているのに逆に重量増になってしまうことホーロテックタイプに交換したことで130PCDにしたければ容易にできることまとめ:PCD選びと購入の注意点剛性、チェーンライン、重量を自分のスタイルに合っているのか検討をするチェーンリングの購入では?アーム数、?歯数、?PCDをチェックする情報収集と試乗で納得のいくPCDを選択する剛性、チェーンライン、重量を比較検討しながら自分の状況や目的に合ったPCDを選ぶことが大切ということです。私もそうでしたが、この選択を決断するために多くの時間を費やしました。ですので、しっかりと情報収集をしたり、試乗で納得のいくPCDの選択をすることをお勧めします。この体験談が、あなたのミニベロのクランク交換の参考になれば幸いです。110PCDチェーンリングを購入するときの注意点チェーンリングの購入では?アーム数、?歯数、?PCDをチェックすることが大切です。規格違いを購入してしまうと廃棄にしかならないからです。TIOGA(タイオガ) チェーンリング (5アーム用/PCD 110mm) 38T詳しくはこちら110/130 BCD チェーンリング 楕円形 アルミニウム合金 高強度 CNC 詳しくはこちらシマノ(SHIMANO) チェーンリング 34T FC-R565 Y1MT340詳しくはこちらAmazonアソシエイト